2014年07月19日
銃じゃないョ?
衝撃映像ナンチャラって系統の番組で存在感を放ってる機動隊の”ガス筒発射器”ですが、いざ調べてみるとネット上にほとんど資料がないとです・・・。
うーむ、これはもっと掘り下げて調べたいテーマですね。


「機動隊 ガス銃」で検索して引っかかる画像(他所様のサイトより引用)
ひとつは1977年とキャプションがあり、もうひとつは撮影年不明ながらかなり近年の物と思われます。
1~3型が存在する様子ですが画像で見つかったのはこの二つと

なんか違うアニメの画像ばっかりでした。
ガス筒発射器1型(採用年不明)
旧日本軍の擲弾筒に似ている?
先込め式単発
画像は見たことがありません。
ガス筒発射器2型(昭和29年採用?)
「M79のコピー」なんて書いてありましたが、M79は1961年(昭和36年)採用とあります、昭和29年とすると辻褄が合いません。
元折れ式単発とあるので画像にあるタイプだと思われます。
口径37mm無施線(スムースボア)で、銃床の形状も猟銃みたいです、一見して大口径の散弾銃に見えます。
M79グレネードランチャーと違い照準器の類も一切備えておらず、ますます散弾銃っぽいです。
記憶にある限りネット検索した画像やテレビでの報道映像もこのタイプであったと思います。
ガス筒発射器3型(昭和51年採用?)
口径30mmで6連弾倉を備える半自動式、とあります。
正直形状の想像すらつきません、2型との誤認要素もないと思われます。
「ガス筒(弾ではない)発射器(銃ではない)」とは言ってますが、形の似た救命銃(海保や消防が装備する物、ガス圧で救命索などを発射する)と異なり、
ガス弾ガス筒の発射には火薬を用いている様で、銃刀法上の立派な銃器に分類されそうな気がしますが発射器であって銃ではないです。
銃ではないです。
銃ではないです。(三回)
70年代の安保闘争などでは至近距離からの水平射撃を良く行っており、眼球破裂や頭蓋骨骨折などの重篤なダメージを与えた事例が報告されています。
外国軍や外国警察が運用しているようなスタン弾の運用は確認できず、ガス弾または訓練用模擬弾の直撃で打撃を与えた物と推測されます。
なおガス弾に含まれる催涙ガスもよくある市販の防犯スプレーなどの中身(OCガス=トウガラシ成分)と異なり科学熱傷などを引き起こす強力な物らしいです。
なお90年代の無線雑誌で警察官がピストルグリップと独立銃床を備えた大型の発射筒を構えて訓練している写真を見た記憶があります。
2型(猟銃風曲銃床)ではなく、おそらくミロクM63型と思われる救命銃を装備した山岳or水難救助部隊の所属であると思われます。
以下参考動画。
普段の機動隊の活動の様子が映っていました。
学術的に貴重な知識があるような気がします。
関係なくもないですが月曜日は親戚が送ってきた冷凍カニ食いました。
貴重な資料で勉強にナリマスネ、国語や法令の知識が身につきます。
しかしまー広告が潔いまでに強引で三回転半くらいして面白いです。
#追記

3型か?(出展不明)
うーむ、これはもっと掘り下げて調べたいテーマですね。


「機動隊 ガス銃」で検索して引っかかる画像(他所様のサイトより引用)
ひとつは1977年とキャプションがあり、もうひとつは撮影年不明ながらかなり近年の物と思われます。
1~3型が存在する様子ですが画像で見つかったのはこの二つと

なんか違うアニメの画像ばっかりでした。
ガス筒発射器1型(採用年不明)
旧日本軍の擲弾筒に似ている?
先込め式単発
画像は見たことがありません。
ガス筒発射器2型(昭和29年採用?)
「M79のコピー」なんて書いてありましたが、M79は1961年(昭和36年)採用とあります、昭和29年とすると辻褄が合いません。
元折れ式単発とあるので画像にあるタイプだと思われます。
口径37mm無施線(スムースボア)で、銃床の形状も猟銃みたいです、一見して大口径の散弾銃に見えます。
M79グレネードランチャーと違い照準器の類も一切備えておらず、ますます散弾銃っぽいです。
記憶にある限りネット検索した画像やテレビでの報道映像もこのタイプであったと思います。
ガス筒発射器3型(昭和51年採用?)
口径30mmで6連弾倉を備える半自動式、とあります。
正直形状の想像すらつきません、2型との誤認要素もないと思われます。
「ガス筒(弾ではない)発射器(銃ではない)」とは言ってますが、形の似た救命銃(海保や消防が装備する物、ガス圧で救命索などを発射する)と異なり、
銃ではないです。
銃ではないです。(三回)
70年代の安保闘争などでは至近距離からの水平射撃を良く行っており、眼球破裂や頭蓋骨骨折などの重篤なダメージを与えた事例が報告されています。
外国軍や外国警察が運用しているようなスタン弾の運用は確認できず、ガス弾または訓練用模擬弾の直撃で打撃を与えた物と推測されます。
なおガス弾に含まれる催涙ガスもよくある市販の防犯スプレーなどの中身(OCガス=トウガラシ成分)と異なり科学熱傷などを引き起こす強力な物らしいです。
なお90年代の無線雑誌で警察官がピストルグリップと独立銃床を備えた大型の発射筒を構えて訓練している写真を見た記憶があります。
2型(猟銃風曲銃床)ではなく、おそらくミロクM63型と思われる救命銃を装備した山岳or水難救助部隊の所属であると思われます。
以下参考動画。
普段の機動隊の活動の様子が映っていました。
学術的に貴重な知識があるような気がします。
関係なくもないですが月曜日は親戚が送ってきた冷凍カニ食いました。
貴重な資料で勉強にナリマスネ、国語や法令の知識が身につきます。
しかしまー広告が潔いまでに強引で三回転半くらいして面白いです。
#追記

3型か?(出展不明)
Posted by 猿野半長(転職したい) at 06:09│Comments(4)
│日本の公的機関(警防団・保安庁等)
この記事へのコメント
1型と3型のガス筒発射器の形状一部判明しております。
1型は劇映画より推定・・・。1型が昭和29年採用でつ。
1型は劇映画より推定・・・。1型が昭和29年採用でつ。
Posted by アセトフェノン at 2016年03月20日 23:32
コメントありがとうございます。
2型が29年はやっぱり誤りのようですね、追加調査したいと思います。
2型が29年はやっぱり誤りのようですね、追加調査したいと思います。
Posted by 猿野半長(旧姓・織田)
at 2016年08月16日 01:38

日本の機動隊がガス銃戦術を採用したのは、56年と67年に香港で起きた暴動の際、香港警察の警官隊がガス銃を使っていたのを参考にしたそうですよ。
Posted by 妄想大好き人間 at 2016年11月19日 23:04
マジっすか!?
思ったより新しいですね!
また今度詳しく調べて記事にしたいです
思ったより新しいですね!
また今度詳しく調べて記事にしたいです
Posted by 猿野半長(旧姓・織田)
at 2016年11月22日 21:40

※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。