2019年04月10日

さらに続き(古いリボルバー)


二十六年式拳銃(外人の解説)

既に自身もモデルガンを所有しており、日本語Wikipediaも謎に充実している銃であるがなんかネットで調べていると変な情報がかなり流れてくるので敢えて記す。
何故か「ナガンリボルバー(M1895?)のコピー、亜流品である」とする情報が出回っているが、「古いリボルバー拳銃」以上の共通点はほとんどない。
そもそも固定フレームのナガンと二十六年式式って全然違うやんけ、ニューナンブM60とコルトパイソン以上に違う。
共通点としてシリンダーストップが独立しておらず、トリガーパーツの一部が兼用している点がありますが、18世紀のリボルバー拳銃では良く見られた構造で、ナガン以外のリボルバーにも見られる特徴です。
DAOな事も(初代センテニアルより後発)も合わせて二十六年式拳銃の世界的に稀で特異な特徴かの様に語っている情報が見られますが、調査の結果間違いである事が判明しました。

【参考リンク】藤田兵器研究所様
http://www.horae.dti.ne.jp/~fuwe1a/newpage62.html
(桑原製軽便拳銃に関してはここ以上に信頼できる情報は無いですね)

【参考リンク】yonyon様(二十六年式拳銃の源流)
http://yonyon.lolipop.jp/collection/rev/type26/index.html

上記のサイトを参考にさせていただいております。
画像もあり確定かと。


ナガンM1878リボルバー

何故か「桑原製軽便拳銃」であるとして写真が流通し、真に受けたのかイラスト化されてるのを見ました。
M1895よりも古く特徴的なガスシール構造にはなってない構造のリボルバーです。
分解写真もありますが、トリガーメカも二十六年式とかなり異なりますね。

さらに続き(古いリボルバー)
Fafnus1880
動画は発見できなかったんですが外国のオークションサイトっぽい所の画像を引用。
ヒンジ構造や内部のトリガーメカが酷似しており、二十六年式式拳銃の源流の一つなのは間違いないと思われます。


S&W Model No.3

一番形拳銃に近い形状のモデルの動画を探してきました。
トイガンとしてモデルアップされている有名なスコフィールドはロック構造が異なります。
二十六年式拳銃のトップブレイク式のメカはオールドS&Wと同一で上半分はほぼコピーかと。


Wikipediaからリンクされてる(Google画像検索でも上位に来る)「桑原製軽便拳銃」とされる画像その2なんですが、
アイバージョンソンじゃないかと思います。
S&Wと異なりサイドパネルらしき物が見えないのと、不鮮明なグリップの意匠がこれかな?、と。
「藤田兵器研究所」様に掲載されれいる広告と思わしき図版では二十六年式拳銃のスケールダウンコピーに見えるため、流通している写真二種とは異なる銃であると思われます。


S&Wミリタリー&ポリス 1899年型
日本だと明治32年ですが、S&WのDAリボルバーはほぼ原形がこの辺の時代に完成してます。
S&Wのリボルバーとジョン・ブローニングの関わった銃器ほぼ全て(代表M1911)と、ワルサーPP(P38も)はオーパーツみたいな物です。
平たく言うとスゲェ(語彙力喪失)




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Posted by 猿野半長(転職したい) at 03:01│Comments(0)トイガン・デコガン軍じゃないヨ?
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