2019年01月10日
特にタイトルのネタは思い浮かばなかった(テキサスパターソン紹介)
預かり品ですがオーナーから許可を得たので撮影しました。
テキサスパターソンのモデルガンです。
たしか世界初の量産リボルバーだったような希ガス
No.05テキサスモデルが正式な名称っぽいです。
画像は箱です。
控えめなデザインですがこのくらいがちょうど良いと思います。
幕末期の日本にはむしろ旧式化していたこの銃が入っていたのではないか、とはオーナーの談。
蓋を開けたところ。
仕切りのある段ボール箱に本体と付属品と説明書とその他書類が入ってます。
中古購入品なんですが状態は良いと思います。
付属品1、小さい缶はダミーの雷管とローダーチューブですね。
5mmキャップ火薬を中に入れて使います、基本的に雰囲気アイテムですが、そういうの大事。
付属品2、キャップ火薬用のローダー(この銃だと使わないような?)とニップルレンチと初回購入特典のニップルレンチです。
限定特典が付いてるのでこれ随分お買い得な感じがしますね。
とは言え借り物で俺の物じゃないんですがね!
ニップルレンチは発火させた場合の整備には必須の物です。
本体の全体像。
トリガーが無くかなり奇妙な印象を受けます、末広がりのグリップ形状も独特。
少し後の51NAVYと比較して色々と垢抜けない感じが逆にアーリーバリアントって感じで良いです。
裏側。
あんまし右左で差異は無いですが撮影しちゃったので一応。
ウェッジキーが左右非対称なんですが大して目立ちません。
板バネが入っていないので少し緩いです。
ハンマーを起こすとピコンとトリガーが飛び出てきます。
謎ギミックなんですが、試作型では銃剣が装着(図版では固定式に見えた)されており格闘戦を意識した物と思われます。
火縄銃の時代からトリガーガード(用心鉄)は当たり前に存在したので当時でも特異なデザインだったと思います。
後の51NAVYや60ARMYなんかと同じくハンマーの上端がリアサイトになっております。
フロントサイトは小ぶりな真鍮製。
コンパクトながら色が違うので結構目立つので意外と狙いやすい。
とは言えモデルガンで弾が出ないので真の意味では実用しません。
モロズッポヌケてないマズル部分。
インサートがかなり目立ちますね、ライフリングも表現されてたと思いますが借り物で今手元にないので確認してません。
あんまし他所では撮らないような写真撮りたいなぁ、という事でグリップ後端。
既にSAAと酷似した形状で原型が出来てた事が伺えます。
ウェッジキーを抜いた所。
前の60ARMYや61NAVYの記事を参照して頂きたいのですが、後の銃では板バネでテンションかけて抜け止めしているんですが、
パターソンではただの溝でそういった機構はありません、ネジで抜け止めにはなってます。
で、引っ張ると抜けて分解します。
オールドコルトらしい風景です。
分解したフレーム部分
シリンダーストップがピン状なのが見えるでしょうか?
ハンドの形状が後の銃と全然違いますね。
この辺のパーツ、亜鉛の地の色ですが組み立てると見えないパーツなので割り切ったんでしょう。
シリンダー、5連発です。
回転機構の構造が異なり初見だとかなり戸惑う構造、これでちゃんと回るんだからスゴい。
シリンダーを前から、モロズッポヌケてない。
安全対策で致し方ない所ですが、インサート越しでもシリンダー内部が見えて迫力はあります。
バレルをシリンダー側から見た所。
モロズッポヌケてない(←なんか気に入ったフレーズw)のでインサートが目立ちます。
バレルの上部、刻印があります。
かなり独特の構造でコレクションとして非常に面白い逸品です、古式銃に興味のある方にはオススメします。
Posted by 猿野半長(転職したい) at 00:01│Comments(0)
│トイガン・デコガン
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