2021年08月09日
行くぞ太洋!行くぞ太洋!
太洋ホエールズ!(挨拶)

太洋ホエールズは太洋銃機がスポンサーとなった球団で特産物は火縄銃でした。
敵対球団に対して火縄銃で一斉射撃を加えるため無敗を誇りましたが(誇張表現)野球のルールで火縄銃が禁止されたため1993年に解散しました。
「進撃の巨人」の続編で「逆襲の太洋」とか書いてくれないですかね(無茶)

つーこって戯言は終わりにしてブツの紹介に行きます。
日本の歴史的な銃器である割に火縄銃のレプリカは数が少なく、現在の販売流通をよく見かけるのは
デニックス製品、額縁セットの金メッキの物、KTW製のエアソフトガン、木製品の共栄の輪ゴム銃、
ワンオフで作られた高級レプリカらしき物のおおよそ五種類です。
それらに加えて微妙にレアな物としてこの「太洋銃機」のレプリカが存在します。
製造時期はよくわかりませんが、昭和40年代ごろじゃないでしょうか?
なお、稀に『大洋銃器』表記を見ますが当時のパッケージには太洋銃機と明記されているので以後太洋銃機で統一します。
元々は実銃を作っていたメーカーらしい。
レアなんですがオークションでの売価は15000~99000くらいで凄く振り幅がありますね。
俺はちょっと遠くのホビーオフに立ち寄った際にいきなり見かけて衝動買いしました、ちょっと相場よりお高め。

とりあえずディテールを軽く紹介します。
マズルは2センチくらい掘られていて閉塞されています。
系は小さく7mmあるかないかくらいですね、多分8mmBB弾は入らない。
なおマズル周辺に割と酷い傷がありましたw

サイトは現代のハンドガンと大差なく先目当(フロントサイト)の凸と元目当(リアサイト)の凹で狙う構造です。
有効射程は100~50mくらいだと思われますので十分じゃないかと思われます。

「戦いの火蓋を切る」と言うのは今でも日本語の一般名詞になっていますが、元々火縄銃用語です。
デニックスのはかなりチャチですぐ剛性が無いのですが、この製品は真鍮製でしっかりした形状が再現されています。
火皿は窪みだけで火道は何処にも通じていません。

デニックスのは常上がり式(緩発式)なんですが、太洋銃機のは瞬発式です。
現代銃のハンマーとシアーの関係を連想して貰えば大体近いです。
外カラクリの松葉バネが動力で火バサミを起こすとロックされ、引き金を引くとバネの力が解放され火バサミが落ち着火する方式です。
某有名劇画に登場する胆練りは大分構造を改変しないと難しそうです。
写真撮り忘れましたが、用心鉄(まさに用心鉄)の中に球形の引き金が入っています)

床尾が妙に凝った形状で金属と木材がマッチングしてて精密な加工が施されています。
元々猟銃や競技銃を作っていたメーカーなので技術力は有り余っていたのでしょう。
あんましこの部品の意味はよくわかってない(宿題にしといて)

レプリカで発射機能は無いので実用する事はないのですが、カルカは短いダミーで見た目だけです。

せっかくなのでマグプルAKMと並べて見ました。
外国製近代銃のクリーニングロッド(槊杖)に対して「カルカ」と用いるのに凄い抵抗がありますw
つーかコレを買いに行った折に実はちょっとした金額の入った財布を拾い警察に届けると言う珍事がありました。
なんかとある国の留学生だったらしいですが一回電話してきただけでその後音沙汰ありませんw
まー仇花に実は生らないと言う諺もありますし諦めておりますw