2020年05月02日

スマイの事ならスマイソン(三回目!)

スマイソンが更に繁殖しました!
勝手に増えたんです!本当です!

(一回目はこちら)
https://hennahanashi.militaryblog.jp/e837292.html
(二回目はこちら)
https://hennahanashi.militaryblog.jp/e977304.html

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
破格で購入したんですがなんとファルコントーイ製!デッドストック新品!(でも付属品に欠品あり)
元の発売年良く解からないんですが、多分昭和、きっと昭和。
#わりと検索に苦労しましたが昭和58年の販売だそうです。


スマイの事ならスマイソン(三回目!)
左面

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
右面

二挺あったのでセットで購入しましたよ!
と、言う事で8インチバレルモデルと4インチバレルモデルの二種類が一挙に増殖しました。
しかしまーどこはかとなく漂うコレジャナイ感が不思議です。

この銃の記憶を辿ると子供のころ「スマイソン」自体は好きな銃でトイガンを探したので書籍かカタログで
存在は知っていた記憶があります。
何歳ごろの記憶か曖昧なんですが、流通していた時期からは大分後ですね、現物を見たのは今年が初めてです。

しかしファルコントーイのスマイソンはなんか全般に丸っこくて玩具然とした印象を受けますね。
その昔は「モデルガン並み」なんて言葉があった時代があり、逆説的にエアソフトガンはデフォルメされてて当然だったという事でしょう。


スマイの事ならスマイソン(三回目!)
スマイの事ならスマイソン(三回目!)

とりあえず手近にあったリボルバートイガンと比較、並べた銃は前日までの日記参照でヨロシク。
うーん、まあ正直設計が古いので比較するのもなんですが、スタイリングが微妙に外れてる気がするw
まあ設計年次が古いので仕方ない面もあるんですがね。
同社の後発のM629を大昔に持ってたけど覚えてる限り結構出来が良かったですよ。
ファルコントーイはガリルARMや56式を出した意欲的なメーカーでした。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
グリップの形状が丸い、東京丸い(違)
8インチモデルのオーバーサイズグリップは他に見た事の無いデザインなので「特別なカスタム品なのかな?」
で、済むんですが、4インチモデルのグリップアダプター付きのサービスサイズグリップは見慣れた形なので
違和感を凄く感じます。

ゴージャスなフルラグバレルのリボルバーにサービスサイズグリップの組み合わせはミスマッチ感がありますが実は好きw
昔は官給品のM10とか使ってた人が出世してゴージャスなカスタムモデル使ってるけどグリップは使い慣れたサービスサイズにしてるとか、そんな感じ。
今のトイガンじゃあんまし無いですが、古いハイパトのモデルガンとかだと偶にありますね。

なお、オーバーサイズグリップは昔のCMCのモデルガンでほぼ同一の形状の物があったとの事。
モデルとなる実物が存在したかは今回の調査では良く解かりませんでした。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
フレームのバックストラップにはゴージャスなセレーション加工があります。
うーん、こっちのオーバーサイズグリップもこれはこれで良いような、人体工学を採り入れた結果丸くなったとかそういう理由で一つ。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
コクサイのモデルガンと異なりファルコントーイのスマイソンはバレル上にも反射防止のセレーション加工がなされています。
ゴージャスです、スマイソンはこうじゃないといけません(笑)
フレームトップはチェッカリング?というか十文字ですねコレ、で反射防止加工がなされています。
多分カスタム品でこんなのがあったのかもしれない。
80年代のワイヤフレームCGっぽい、うむ昭和。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
フロントサイトはポツンとおちょぼ口みたいにレッドポイントが入ってます。
正直気に入ってない(笑)
しかしちゃんとレッドを入れて塗装しているのにはバブル崩壊前の日本企業らしい漢気を感じる。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
バレル左面にはホワイト入りのパイソンロゴが誇らしく輝いています。
なんかフォントが80年代のアニメっぽい丸字に見えるけど!

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
スマイの事ならスマイソン(三回目!)
サイトを覗くとこんな感じです、意外とレッドポイントが目立ちます。
銃の持ち主が一番見る所なのでサイトの作り込みが良いと銃は良く見えるのです。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
フレーム右面には謎の刻印(凹モールド)とか色々ありますが、目立つのはトリガー上のマニュアルセイフティ。
前にスライドさせるとトリガーをロックします。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
一応ダブル、シングルアクションが可能です。
トリガー位置が動かないけど。
なおハンマーは実は発射機構には寄与してないダミーだったりします。
発射に関する実機能に関しては後述。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
シリンダーはロックされておらず指でクルクル回せます。
外見からも分かりますが、シリンダーストップがリアルではない構造になっています。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
シリンダーの末端に独特な形状の切り欠きがあります。
なかなか大胆なデフォルメです、敢えてリアル感潰して玩具っぽくしたんですかね?
この時代の技術者にはモデルガン狩り裁判の記憶が生々しかった頃でしょうし。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
トリガーの上のフレームから銀色のパーツが出ているのが見えるでしょうか?
二十六年式式やナガンリボルバー等の古いリボルバーや駄菓子屋のパンパンリボルバーみたいに
トリガーの一部がシリンダーストップを兼ねる形状でトリガーを引ききった時にのみシリンダーを
ロックする構造になっています。
正直S&Wメカじゃないので不満な所です。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
シリンダーはスコ抜け、ここだけ見たら凄くリアル感がありますね。
肉厚が薄いのはカートが実寸(.357マグナム)よりも太いのと剛性を落として改造防止策にしている二つの理由ではないかと思われます

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
本来は真ん中のピンだけにテンション掛かってる物だと思うんですが、ファルコントーイは一体成型で
バネのテンションで少し飛び出しています。
シリンダーラッチはライブで操作感はあまり変わりませんが、やっぱり見ると目立ちますね。
クラウンのエアリボって出来良かったんだなぁ、と思う次第。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
カートリッジが6発付属、二挺で六発!誰じゃ失くしたのは!w
非常に独特の構造をしており、発射の実機能は殆ど全てカートリッジに集約されています。
下に分解されたのがありますが、カートリッジ内にピストンを内蔵した独特の構造のコッキング式エアガンなのですよ!

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
バネを略して組んでみました。
カート本体がシリンダーとチャンバーを兼用しており中にピストンを内蔵、インナーピースがピストンをプラの弾性で保持し、
プライマー部分が押し込まれるとピストンをリリースする方式です。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
バネを組むと中身はこんな感じですね。

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
カートリッジのリム部分を接着するとこんな感じでリアル感のある形状になります。
専用のコッキングピースが別途付属していた模様です、誰や失くしたんは!
一応前から細い棒(竹串等)で押し込んでもコッキングは可能ですが無茶苦茶固いです。


なお非常に重要な事として!
組み立て式でも
分解式でも無く
試射しようとしたら一発で粉砕しました!
経年劣化もあるだろうけど!
これはひどい!
これはひどい!
ラわーーーーーーーーん!!!!


と、言う事でもう二発目の試射は絶対にありません!

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
本体側の発射機構としてはファイアリングピンでプライマーを押し込むだけです。
一発だけの試射の感じだとハンマーが落ちた後にグイグイと二段くらい押し込まないとピストンがリリースされませんね。
現代のモスカートと同じでトリガーと連動して指の力でファイアリングピン(正確にはリリースレバーか?)を
押し込む方式でハンマーは全くのダミーで無くても撃てる(筈)です。
事件になったタイプのコクサイM29はハンマーの打撃力でガスバルブをリリースする方式だったそうですが、
ファルコントーイのバネ式カートや現代のモスカートは人力でレバーを押し込む方式なので機械的に全く別物です。

始めて知った時(ガキの頃)これだったら高価なガスボンベを買わなくてもダブルアクションで連射できる夢のエアコッキングガンだと思っていたのです。
ン十年経って夢は見事に粉砕されました、正確には中のバネ圧で自壊した。
ビヨヨン

スマイの事ならスマイソン(三回目!)
オチとしては鼓弾仕様という事ですかね。
6mmなんで多分BB弾入れても多分撃てると思いますが。

カートが一発で自壊したので二度と撃ちません
ウァァァァァァン!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。





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Posted by 猿野半長(転職したい) at 00:00│Comments(0)トイガン・デコガン
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