2019年05月18日
こ、こりあ一体!?
なんだこりあ!?
靴を履き忘れてる人のコスプレグッズでした!(本当)
つーこってアレです、ハングルだらけで読めませんがアカデミーのK5です。
珍しいモデルなので靴を履き忘れた占い師のコスプレをしたい人とか外国軍の装備を再現したい人には他に選択肢が無い銃です。
ゾンアマで約3kほど出せば買えますが、同じ価格帯のマルイHGシリーズの方が性能は上ですね。
パッケージやゾンアマの商品ページと異なり韓国仕様なのでオレンジマズルになってていきなりガッカリw
付属物、写し忘れましたが「K5」と書いてある裏あたりにBB弾の小袋が入ってます。
説明書は箱の底に印刷されている分だけ、謎のトレーディングカード(貼ってあるテープ剥がしたら説明文がハゲた)
注意書き(人に向けたらアカンとかそういう内容のイラスト)、注意書き2(ハングルで全然読めない)
箱その物は紙箱でクッション材みたいなのは入ってないです、軽量なプラスチック製なので大丈夫なのかな?
謎のトレーディングカード
読めるのが英語で書いてあるヒストリーだけなんですが、☆☆って事は低レアリティなんでしょうかね?
ドノレフ□だと☆☆☆☆なのですが別にどうでも良いですかそうか。
右側面
ハングルで読めないんですが14って書いてあるので「14歳未満の幼児には持たせるな」とか
そういう注意書きと思われるシールが貼られています。
剥がしづらい素材でグチャったのを無理やり伸ばして撮影してます。
んでまー一枚目の写真からして一目瞭然ですがマズル部分にオレンジの素材が用いられています。
左側面
細かいディテールに関しては拡大画像と一緒に説明する予定です。
刻印(プリント)の「9mmPARA」は韓国軍モデルとは異なる様です。
オチに持ってこようかと思ったけどいいや。
マルイM1911A1(エアコキ)とタナカグロック17(モデルガン)にちょいとゲスト出演して貰いましょうかね。
ホルスターはどちらもラッキーポイント社の製品です。
黒い刻印無しモデルはなんか西側の良く解かんない国の装備っぽくてK5を入れても違和感が無い。
マルイのエアコキHGシリーズM1911A1はシリーズの中で傑作だと思います。
通常分解もリアル感のある手順で行えるので余計な遊び方ができます。
K5は安全対策なのか分解できないですね。
スライドやフレームがモナカではなく一体成型っぽいんですが接着なのかもしれません。
とりあえずタナカのグロック17と重ねて見ました。
軽量なので縮小されたボーイズサイズなのかと錯覚してましたが、グロック17とほぼ同寸なので1/1スケールっぽいです。
細かい所の再現度に関しては比較対象が一切ないので知らぬ。
サイトビュー、まあ可もなく不可もなく。
ゾンアマのレビューによると実物よりも小型化されてて見づらいらしいです。
スライドトップに反射防止のセレーションが実物にはあるようですが、このモデルでは再現されていません。
マガジンは自重で落下しませんがスプリングの圧で射出されます。
抜いた時にBB弾を保持する機構(マガジンリップとは言えない希ガス)のスプリングのテンションが射出する方向にテンションをかけてます。
なおバネ圧だけでBB弾を保持しているのでたまにBB弾が噴出します。
マガジン自体は妙な先細り形状ですがサイズ感はリアルですね。
実物はM5906系と互換性があるらしいですが、同じアカデミー製のM5906とK5は互換性が無いとの噂。
マガジンの背面にはスライド式の蓋があり、リザーブタンク方式になってます。
予備マガジン持ってない場合にマガジンチェンジ気分を味わえると言う点では良いんじゃないでしょうか。
日本では廃れた方式ですが、アジアントイガンでは今でも妙に多い方式です。
マガジンボトムはシンプルで何もありません。
最近のGBBだとガス注入バルブが露出していたりするのでエアコキの方がリアルだったりする。
マガジンキャッチボタンを撮影したかった。
オーソドックスなボタン式でプラパーツなのに操作感はカッキリしてて良いです、バネの影響?
ネジがプラスネジなのはご愛敬でしょう。
一緒に映ってるスライドストップはモールドのみのダミーで一切機能はありません。
マニュアルセイフティは左側(右手用)のみライブ
画像はマニュアルセイフティが掛かった状態。
ロックではなくディスコネクトでこの状態だとトリガーを引いてもスカスカと何も反応しなくなります。
後半で紹介する海外動画を見てもらいたいんですが、実物も同じ構造な模様。
動作軸が前方にありますが解除はM1911系に近い感覚で行えますね。
操作が固いのと軸が前方なので安全装置をかけるのは行い難いです、韓国軍らしき動画でも左手で操作してました。
グリップの前面と後面
縦にセレーションが入れられて滑り止めになっています。
ベレッタ92系にそっくりですが、若干細身に感じます(ボーイズサイズかと誤認した一因)
実物は13+1発(9mm版)と装弾数を押さえているのでその影響なんでしょうか?
単にリアルサイズじゃないだけと言う可能性もまあありますが。
ハンマーは一応稼働しますがトリガーと連動しておらず完全フリー。
一体成型で動かないよりかはマシかな、と言う程度。
似たような価格帯のマルイはダミーでダブル/シングルアクション出来るんですがね~。
刻印というかプリントなんですがスライドには「9mmPARA」、フレームには「Made in Philippines」と刻印があります。
いっそ両方ともプリントにして欲しかった。
韓国軍仕様やコマーシャルバージョンのDP51とも刻印は異なる模様です。
エジェクションポートはスライドと一体成型のダミーで動きません。
「9mm PARA」の刻印があります。
個別で撮影していませんが、トリガーバーはモールドのみのダミーで一切機能はありません。
ただ外見で実物のトリガー機構がベレッタ系(ワルサー系)だと言うのは解かりますね。
マルイのエアコキベレッタ(HG)と比較してはイケナイ。
グリップの刻印は「ACA」ロゴになってます、割とデザイン似せてますが。
同じ国で操業中の企業なんでメーカーロゴの扱い大変だっただろうな~
総評
長所としては珍しいK5拳銃をモデルアップしている点でしょう、調べた限り他にモデルアップ無し。
珍しい銃好き、韓国軍クラスタ、ドノレフ□コスプレイヤーには他に選択の余地は無いです。
モデルガン的に見るとディテールの甘さは否めませんが、国際送料込み約3kと言うプライスを考えたら妥協の範囲かな。
大体マルイのエアコキオートマグ3あたりと同等レベルじゃないかと思います。
エアソフトガンとしての性能は調べてませんが、見た感じ初速は10禁レベルっぽいです、ホップも付いてないっぽい。
エアコッキング限定ルールとかで鯖芸する場合でも東京マルイ素直に買った方が多分良いです。
(参考)
バリエーションモデルとしてLH9もモデルアップされてるようです。
こちらは2011年頃に登場したモデルですが韓国軍での採用は無く、2016年の韓国特殊戦司令部の装備改訂でK5が選ばれたとの事。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~モデルとなった実物の話~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
製造メーカー大宇精密工業(後にS&T Motivに再編成)
制定年1990年
口径9x19mm
装弾数13+1発(標準弾倉、M5906用15連弾倉使用可)
全長190mm/重量800g(民間向けDP51の数値)
トリガーメカ/トライアクション
バリエーションモデル
K5(韓国軍用モデル)
DP51(海外輸出用モデル)
DP51S(同・セミコンパクトモデル)
DP51C(同・コンパクトモデル)
DH40(.40S&Wモデル)
DH45(.45ACPモデル)
LH9(韓国資本の米企業ライオンハート社による近代化モデル、現行)
LH9C(同・コンパクトモデル)
LH9Mk-II(アンダーマウントレイルを備えた近代化モデル)
近代化とは言うが基本的なメカニズムは同一で、表面仕上げが変わったりグリップパネルのパターンが変わったりスライドのセレーションが変わったりした程度と思って良いと思う。
【俺コメント】
あまり信用できる日本語情報がWebでは無かった。
「暴発事故で携帯拒否」「トライアクションが信頼されていない」「アキュラシーに問題がある」「M1911A1の方が好まれている」と言う情報があるが、今回の調査でははっきりした裏付けは得られなかった。
そもそも兵役で多くの人が扱うK2小銃と異なり、配備先が限定されるので当の韓国人もあまり実体を知らないようだ。
少領(少佐)以上の将校か、戦車兵などの一部の兵科に限定されているとの事。
特殊部隊ではグロック、USP、P226などの使用が確認されている。
2016年のニュースリリースで特殊戦司令部がM1911A1をK5で更新すると言う情報があった。
韓国軍、海洋警察はともかく警察では採用されず、リボルバー拳銃の方が好まれているとの事。
韓国語のWebサイトでもS&W M5906のコピーとする記述があったが、(機械翻訳なのでどこまで正しいニュアンスなのか不明)
S&Wオートとはスライド形状が似ていてと弾倉に互換性がある程度で、ショートリコイルメカはブローニングHP系で、フレームはベレッタに類似し、独自のトライアクションもFNハースタルの特許を使ったとの事。
まーなんだかんだ言って外国軍がご当地装備を持っているのは面白いし、国産拳銃を制定できなかった日本から見ると羨ましく思う。
参考動画
韓国語なので全然わからないが、英語固有名詞に関してはまだ聞き取り安い。
韓国軍人か大宇の技術者による実演じゃないかと思われます。
刻印にS&Tとあるが大宇の再編成された名称であり同名のエアソフトガンメーカーとは無縁の模様。
トライアクションに関しては比較的わかりやすく実演している。
通常のダブル/シングルアクションに加えてファーストアクションと言う独自のアクションがあるが
メインスプリングをコッキングしたままハンマーを前進させると言う代物で、引き代はダブルアクションと同じだが軽い力で引ける、と言う代物らしい。
DAプルが重い事自体が一種の安全装置になっているのでなんか危なっかしい気がする。
参考動画2
ハイスペックおじいちゃんのLH9C動画
DP51は200ドル台の安価だったがLH9は600ドル以上でベレッタより高いらしい。
こちらの動画ではトライアクションの実演と共にマニュアルセイフティを操作している点に注目。
トリガーをロックするのではなくディスコネクトする構造のようだ。
ハンマーのポジションに関わらずマニュアルセイフティは掛けられる模様である。
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。