2020年04月22日
バター好きのためのマーガリン(違)
皆様こんちくわ、猿野ちゃんでございますですよ!
ここ数日は自宅で出来る作業としてブログ未掲載のトイガン数日かけて紹介していく予定(は未定)です!
第一段はコクサイ製の「ラーマ・オムニ」です!
が、その前に日本語で検索した方がまだ「マイナートイガン」としてまだネタにされてる銃なので少しモデルとなった実銃を調べましょうw
原語の「LLAMA OMNI」で検索してもようつべでは2動画しか見つかりませんでした。
LAMMAはスペインのメーカーで、カタカナ表記では『リャマ』表記も良く見かけますが外人(米人?)の発音でも「ラーマ」の方が近かったので以降ラーマ表記で統一します。
口径違いのM1911クローンを多数制作している(いた)メーカーの用です、日本ではマイナー。
OMNIはラテン語で『全て』または『無』を意味する単語との事。
ああ、そういや俺がガキの頃に「オムニロボット」って玩具欲しかったなw 万能ロボットって意味だったのね。
「無」と言う意味では無線機の無指向性アンテナなんかにも使われる単語だそうです。
銃としては70年代に始まったスペイン軍のトライアルに向けて制作されたが不採用だった物で、
1982~1986年に米国に向け輸出されたとの事。
.45ACPモデル(M1911系とマガジン互換、7+1連発と推定、アジャスタブルリアサイト)と9mmパラベラムモデル(13連とされるが12発しか入らないらしい、コクサイがモデルアップした物)の二種類が存在。
ダブルアクション用とシングルアクション用で二つのシアーバーを有するためトリガープルが良好らしい。
とは言え結局どこかの国の軍隊や警察での採用例やフィクション(映画等)での使用例も見当たらずなんで
モデルアップされたのかよくわかんない銃です。
昭和末期のバブル崩壊前だったのでトイガンメーカーも意欲的にマイナー銃をモデルアップしていた時代の様です。
https://www.google.com/search?q=LLAMA+OMNI&tbm=isch&ved=2ahUKEwil8tzq7PnoAhXRAaYKHTq3DP8Q2-cCegQIABAA&oq=LLAMA+OMNI&gs_lcp=CgNpbWcQDDIECCMQJzIECAAQEzoECAAQBDoCCAA6BAgAEB46BggAEB4QE1Da0SVYrOglYOiPJmgAcAB4AIABgQOIAbMJkgEHOC4xLjAuMZgBAKABAaoBC2d3cy13aXotaW1n&sclient=img&ei=XxOfXuXGC9GDmAW67rL4Dw&bih=966&biw=1920&client=firefox-b-d
原語で検索してもなんかコクサイ製エアガンの方が枚数が多いGoogle画像検索をリンクしておきます。

で、本題!
コクサイ製ラーマ・オムニ!
ジャンクコーナーで激安ゲットしたのですが、箱・説明書付きのミントコンディションです。
多分長い間押し入れのコヤシになってたんだろうなーw

説明書は一枚紙を折った物でポップなイラストが目立ちますね。
肝心の操作方法に関しては紙幅があんまし割かれてませんが、最低限ながら必要にして十分な情報が書かれています。
あんまし長々と書いても誰も読まないのでこのくらいの情報量が良いんじゃないでしょうか。
キャラクターは80年代のB級ガンアクションに出てくる私服刑事かバウンティハンターみたいな感じでしょうかね?
付属品は発泡スチロールと紙の箱、説明書、本体のみです、多分他の付属品は最初から無かったんじゃないかと思います。

左側面、マニュアルセイフティとスライドストップレバー(ダミー)は亜鉛ダイキャストですね。
プラパーツはエッジがカッキリ立ってて良い造形なんですがABSの地肌なので元デザインと相まって玩具っぽい印象が強いです。
写真で見ると実物はヒカヒカした仕上げで平面の面積が多くギラギラした印象を受けます。
現代のメタリック調塗料で塗装したら良い感じになるんじゃないでしょうかね。

右面
トリガー上にあるレバーは分解用のテイクダウンレバー(テイクダウンピン)です。
なんか矢印が書かれてて家電のスイッチみたいに見えて玩具っぽく見えます。
というか実銃も同じ形状のレバーが付いてるので再現度で言えば実は良いんですがね!
分解してないので実際の所わかりませんが、多分モールドのみのダミーで実機能は有してないと思います。

とりあえず手元にあったKJワークス製のCzP-09と比較
フルサイズの9㎜オートで多分リアルサイズだと思います
結構握った感触も良いです

84年のトイガンなのにマガジンはリアル(じゃない)サイズで、マガジンキャッチはライブです。
同じ年代の東京マルイはまだHGになる前でワリバシマガジンだった事を考えると凄いですね!
.32ACPくらいのサイズなのでジュニアサイズとでも仮称しましょう。

マガジン背面
9mmモデルは上部だけシングルカラムの変則ダブルカラムマガジンが特徴で、トイガンでもしっかり形状が再現されています。
どうも当時のラーマの技術者はこの方が作動不良が減ると思ってのデザインらしい(機械翻訳情報)
.45ACPモデルはM1911系とマガジンが互換らしいのでそのために一部部品共用するために無理したのかと思ってた。

ホールドオープン機構が無いのでかなり頑張って撮影
なんとエジェクションポートは開口しています、マルイだとHGシリーズまで再現されなかった点。
もうちょい後のモデルでもエアコキだと一体成型のモールドで動かないのがザラにあるのでリアル感凄いですな。
「モデルガン並み」なんて単語があった時代の製品ですよコレ

マズル周り、M1911系によく似たバレルブッシングがあります。

多分実機能はこっちの六角ネジで留めてる
ブッシングは多分モールドのみのダミー

トリガーガード全面には縦ミゾが掘ってあります
ここに指掛けるの80年代っぽいな~

トリガーガード下面にはシリアルナンバーが入っています
というか継ぎ目が無いのでわかるかもしれませんが、この時代にしてフレームもスライドも一体成型です。
よく見るとごく一部にパーティングラインが残存しており、わざわざ研磨して消してるようです。
バブルジャパンの底力が秘められた隠れた傑作トイガンですよコレ

フロント・リアサイトは少し小さく少し見辛い。
ハンマーは一応サイトには干渉していないのだけど銀色で目立つため狙ってると気になる。

ハンマーを起こした状態、妙に薄く見えますが、どうも実物も似たような形状らしい。
普通にシングルアクションでハンマーは落ちますが、普通のDA銃と異なりトリガーの位置は移動しません。
(動画で見比べたところ実物ではそんな事は無いらしい)

マニュアルセイフティはライブ、ハンマーが起きた状態でのみ掛けられ、掛けるとデコッキングします。
ハーフコックポジションは無く、ピストンリリースメカの都合上良く暴発したらしい。
BB弾発射機構がオマケで付いてくるディスプレイモデルガンだと思った方が良さそう。

なんかなんで撮影したのか良く解からない画像。
ハンマーはダブル・シングルアクションで動作可能
マニュアルセイフティはライブでデコッキング機能も有り、マルイのHGシリーズでも成しえていない快挙
独特の大判なスライドストップレバーはダミー、一部の海外製エアコキではスライドストップがライブな物もあるので惜しい所です。
別項で書きましたがマガジンキャッチもライブ、時代を考えると凄い、まさに「モデルガン並み」を目指した意欲作エアガンだったのでしょう。
ラーマのエンブレムも結構再現度高いです。
・まとめ
中のユニットが経年劣化で死んでるので実射レビューは無し、BB弾発射機としては
ちょっと弱いメカではあるが、引き換えにトリガーメカにリアル感が生まれるので必ずしも
マイナス要素とは言い切れない。
1984年の販売と凄く古い昭和のエアコッキングガンながら意欲作でリアル感の再現は
後年のマルイHGシリーズや近年の海外意欲作と比しても引けを取らないレベル。
スライド・フレームは一体成型でモナカではない、パーティングラインも丁寧に消されている。
平面が多いラインや妙な形状のハンマー等で玩具然として見えるが、実は再現度が高く模型として出来が良いっぽい?
意欲作ではあるがモデルが実に微妙、とは言え貴重なモデルである事は事実だと思う。
ここ数日は自宅で出来る作業としてブログ未掲載のトイガン数日かけて紹介していく予定(は未定)です!
第一段はコクサイ製の「ラーマ・オムニ」です!
が、その前に日本語で検索した方がまだ「マイナートイガン」としてまだネタにされてる銃なので少しモデルとなった実銃を調べましょうw
原語の「LLAMA OMNI」で検索してもようつべでは2動画しか見つかりませんでした。
LAMMAはスペインのメーカーで、カタカナ表記では『リャマ』表記も良く見かけますが外人(米人?)の発音でも「ラーマ」の方が近かったので以降ラーマ表記で統一します。
口径違いのM1911クローンを多数制作している(いた)メーカーの用です、日本ではマイナー。
OMNIはラテン語で『全て』または『無』を意味する単語との事。
ああ、そういや俺がガキの頃に「オムニロボット」って玩具欲しかったなw 万能ロボットって意味だったのね。
「無」と言う意味では無線機の無指向性アンテナなんかにも使われる単語だそうです。
銃としては70年代に始まったスペイン軍のトライアルに向けて制作されたが不採用だった物で、
1982~1986年に米国に向け輸出されたとの事。
.45ACPモデル(M1911系とマガジン互換、7+1連発と推定、アジャスタブルリアサイト)と9mmパラベラムモデル(13連とされるが12発しか入らないらしい、コクサイがモデルアップした物)の二種類が存在。
ダブルアクション用とシングルアクション用で二つのシアーバーを有するためトリガープルが良好らしい。
とは言え結局どこかの国の軍隊や警察での採用例やフィクション(映画等)での使用例も見当たらずなんで
モデルアップされたのかよくわかんない銃です。
昭和末期のバブル崩壊前だったのでトイガンメーカーも意欲的にマイナー銃をモデルアップしていた時代の様です。
https://www.google.com/search?q=LLAMA+OMNI&tbm=isch&ved=2ahUKEwil8tzq7PnoAhXRAaYKHTq3DP8Q2-cCegQIABAA&oq=LLAMA+OMNI&gs_lcp=CgNpbWcQDDIECCMQJzIECAAQEzoECAAQBDoCCAA6BAgAEB46BggAEB4QE1Da0SVYrOglYOiPJmgAcAB4AIABgQOIAbMJkgEHOC4xLjAuMZgBAKABAaoBC2d3cy13aXotaW1n&sclient=img&ei=XxOfXuXGC9GDmAW67rL4Dw&bih=966&biw=1920&client=firefox-b-d
原語で検索してもなんかコクサイ製エアガンの方が枚数が多いGoogle画像検索をリンクしておきます。

で、本題!
コクサイ製ラーマ・オムニ!
ジャンクコーナーで激安ゲットしたのですが、箱・説明書付きのミントコンディションです。
多分長い間押し入れのコヤシになってたんだろうなーw

説明書は一枚紙を折った物でポップなイラストが目立ちますね。
肝心の操作方法に関しては紙幅があんまし割かれてませんが、最低限ながら必要にして十分な情報が書かれています。
あんまし長々と書いても誰も読まないのでこのくらいの情報量が良いんじゃないでしょうか。
キャラクターは80年代のB級ガンアクションに出てくる私服刑事かバウンティハンターみたいな感じでしょうかね?
付属品は発泡スチロールと紙の箱、説明書、本体のみです、多分他の付属品は最初から無かったんじゃないかと思います。

左側面、マニュアルセイフティとスライドストップレバー(ダミー)は亜鉛ダイキャストですね。
プラパーツはエッジがカッキリ立ってて良い造形なんですがABSの地肌なので元デザインと相まって玩具っぽい印象が強いです。
写真で見ると実物はヒカヒカした仕上げで平面の面積が多くギラギラした印象を受けます。
現代のメタリック調塗料で塗装したら良い感じになるんじゃないでしょうかね。

右面
トリガー上にあるレバーは分解用のテイクダウンレバー(テイクダウンピン)です。
なんか矢印が書かれてて家電のスイッチみたいに見えて玩具っぽく見えます。
というか実銃も同じ形状のレバーが付いてるので再現度で言えば実は良いんですがね!
分解してないので実際の所わかりませんが、多分モールドのみのダミーで実機能は有してないと思います。

とりあえず手元にあったKJワークス製のCzP-09と比較
フルサイズの9㎜オートで多分リアルサイズだと思います
結構握った感触も良いです

84年のトイガンなのにマガジンはリアル(じゃない)サイズで、マガジンキャッチはライブです。
同じ年代の東京マルイはまだHGになる前でワリバシマガジンだった事を考えると凄いですね!
.32ACPくらいのサイズなのでジュニアサイズとでも仮称しましょう。

マガジン背面
9mmモデルは上部だけシングルカラムの変則ダブルカラムマガジンが特徴で、トイガンでもしっかり形状が再現されています。
どうも当時のラーマの技術者はこの方が作動不良が減ると思ってのデザインらしい(機械翻訳情報)
.45ACPモデルはM1911系とマガジンが互換らしいのでそのために一部部品共用するために無理したのかと思ってた。

ホールドオープン機構が無いのでかなり頑張って撮影
なんとエジェクションポートは開口しています、マルイだとHGシリーズまで再現されなかった点。
もうちょい後のモデルでもエアコキだと一体成型のモールドで動かないのがザラにあるのでリアル感凄いですな。
「モデルガン並み」なんて単語があった時代の製品ですよコレ

マズル周り、M1911系によく似たバレルブッシングがあります。

多分実機能はこっちの六角ネジで留めてる
ブッシングは多分モールドのみのダミー

トリガーガード全面には縦ミゾが掘ってあります
ここに指掛けるの80年代っぽいな~

トリガーガード下面にはシリアルナンバーが入っています
というか継ぎ目が無いのでわかるかもしれませんが、この時代にしてフレームもスライドも一体成型です。
よく見るとごく一部にパーティングラインが残存しており、わざわざ研磨して消してるようです。
バブルジャパンの底力が秘められた隠れた傑作トイガンですよコレ

フロント・リアサイトは少し小さく少し見辛い。
ハンマーは一応サイトには干渉していないのだけど銀色で目立つため狙ってると気になる。

ハンマーを起こした状態、妙に薄く見えますが、どうも実物も似たような形状らしい。
普通にシングルアクションでハンマーは落ちますが、普通のDA銃と異なりトリガーの位置は移動しません。
(動画で見比べたところ実物ではそんな事は無いらしい)

マニュアルセイフティはライブ、ハンマーが起きた状態でのみ掛けられ、掛けるとデコッキングします。
ハーフコックポジションは無く、ピストンリリースメカの都合上良く暴発したらしい。
BB弾発射機構がオマケで付いてくるディスプレイモデルガンだと思った方が良さそう。

なんかなんで撮影したのか良く解からない画像。
ハンマーはダブル・シングルアクションで動作可能
マニュアルセイフティはライブでデコッキング機能も有り、マルイのHGシリーズでも成しえていない快挙
独特の大判なスライドストップレバーはダミー、一部の海外製エアコキではスライドストップがライブな物もあるので惜しい所です。
別項で書きましたがマガジンキャッチもライブ、時代を考えると凄い、まさに「モデルガン並み」を目指した意欲作エアガンだったのでしょう。
ラーマのエンブレムも結構再現度高いです。
・まとめ
中のユニットが経年劣化で死んでるので実射レビューは無し、BB弾発射機としては
ちょっと弱いメカではあるが、引き換えにトリガーメカにリアル感が生まれるので必ずしも
マイナス要素とは言い切れない。
1984年の販売と凄く古い昭和のエアコッキングガンながら意欲作でリアル感の再現は
後年のマルイHGシリーズや近年の海外意欲作と比しても引けを取らないレベル。
スライド・フレームは一体成型でモナカではない、パーティングラインも丁寧に消されている。
平面が多いラインや妙な形状のハンマー等で玩具然として見えるが、実は再現度が高く模型として出来が良いっぽい?
意欲作ではあるがモデルが実に微妙、とは言え貴重なモデルである事は事実だと思う。