2016年02月04日

おタクテコーなお遊戯にお使うお洋服のお研究(Part5)

古いものも含めて俺が知っている自衛隊ホルスター一覧。
名称に関しては俺が言ってるだけで正式名や自衛隊員が使う愛称でもない、マニア間の通称ですらない。
過去日記と少し重複する点もあるが気にしてはいけない。

・「US」ホルスター(M1911用)
https://www.google.co.jp/search?q=m1916+holster&hl=ja&biw=1024&bih=499&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjZ-tzjhr3KAhWFK6YKHVHuB_0Q_AUICCgB

 米軍供与品と思われる、戦前タイプの茶革ホルスター
(モノクロ写真ばかりだが明るい色合いなので茶色だと推定)
 調べてみたところ米軍側の名称は「M1916PistolHolster」であると思われる。
 中身がM1911なので5年間は違う型式があったのだと思われるが、
その辺は脱線であるので今回は未調査で終わる。
 いつごろ退役したのかは不明。
 明確に自衛隊員が着用している写真としては、58式制服の警務隊員が大きく「US」と確認できる
ホルスターを着用している写真を見たことがある、昭和30年代と思われる。
 それ以降の時代でも検索すると目撃情報が出てくるが、自身の目では未確認。
 基本的に11.4mmけん銃(M1911A1)用と思われ、9mmけん銃(P220)を入れているのは未確認。


・「桜W」ホルスター
https://www.google.co.jp/search?q=%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A+%E9%9D%A9+%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&hl=ja&biw=1024&bih=499&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwihhsPJj73KAhUGi5QKHZvoDpIQ_AUICCgB

 近年の写真でも良くみかけるので現役と見て間違いないだろう、警務隊以外では制式な物であると思われる。
 「US」ホルスターと作りはさして変わらないが、刻印が武器科の「桜W」マークに変化したので識別は容易。
 USホルスターでは裏面にベルトループがあるが、桜Wはダブルフックワイヤーのみと推定。
(実物官給品と確定できる画像は未見であるが、高級レプリカでもダブルフックワイヤーのみになっている)
 安レプリカとトイガンで試した所、11.4mmけん銃(M1911A1)と9mmけん銃(P220)も両方入った。
 構造が違う安レプリカでの実験であるが、大凡の寸法から推測して兼用ホルスターであり、9mmけん銃
登場前から11.4mm拳銃用として桜Wマークのホルスターは作成されていた可能性が微粒子レベルで(略)
・・・そう思っているだけで別に自信なんて無いんだからね!

 画像で見るとわかりやすいが、明るい茶色で2型迷彩装備の中で浮き上がって見える。
 そのためPXショップで迷彩のカバーが販売されている。
 おそらく迷彩カバーも実際に隊員も使用している(orいた)と思われます。
 
・警務隊ホルスター
https://www.google.co.jp/search?q=%E8%AD%A6%E5%8B%99%E9%9A%8A+%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&hl=ja&biw=1024&bih=499&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiD3oPCib3KAhXBG5QKHcQkApAQ_AUIBigB

 正確な登場時期は不明、警察用の蓋付きM1911A1ホルスターに類似。
 裏面も警察向けホルスターの用にスナップボタンで開閉するループになっている。
 写真で見ると「桜W」マークがあるため自衛隊向け装備だと判断できる。
 警務隊に配備が限定されているようでほぼ見かけない。 
 色以外の大きな違いとして亀甲ボタン(リフトドットボタン)で留めるように変更されている。
台湾軍紹介サイトで知った情報であるが、M1916ホルスターの擬宝珠(ギボシ)を革に直接開けた穴に
差し込む方式はヘタリが早く、一般軍人よりも頻繁に拳銃を取り扱う憲兵用はリフトドットボタンにしたとの事。
 おそらく自衛隊の警務も同じ理由で採用したのではないかと思われます。
 なお警察向けのコルト45口径自動式けん銃用蓋付きけん銃ケースで亀甲ボタンの物は未見。

・PXホルスター(正式名称不明、愛称すら不明)
https://www.google.co.jp/search?q=%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E3%80%80PX%E3%80%80OD%E3%80%80%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&hl=ja&biw=1024&bih=499&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjFqK2zj73KAhUBGJQKHRaMDBsQ_AUICCgB

 素晴らしくダサいデザイン(個人の感想です)
 OD色のビニロン製が恐らくもっとも古い物と思われ、昭和期(40年代ごろか?)の登場であると思われます。
最低でも二種類、裏面がけん吊ピン(アリスクリップ)の物とダブルフックワイヤーの物の二種類が存在し、
同じ裁断でPX迷彩(変な色の熊笹)の物の他に、今でも新迷彩や空デジで作られた製品が
販売されており現役と思われます。
 封筒のような蓋をスナップボタンで止める方式で、本体や部品の不意の脱落には強そうな構造です。
 特定の拳銃用ではない汎用品のようで、「信号拳銃を入れていた」と言う話を聞いたことがあります。
 今回調査したホルスターの中で唯一グリップを含む全体がカバーされたホルスターで、
根強い需要があるのがよくわかる逸品。
 ボタン一個押せば脱落する重要部品(弾倉)がガードされてないのは不安に思うのも止む無きかな、と。
 次のミリイベでODの奴探そうと思います。
 つーか買うために仕事クレ!

・サファリランド6004
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B5%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89+6004&hl=ja&biw=1024&bih=499&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi5vPOamb3KAhUCLKYKHZCLDWsQ_AUIBygC

最近の写真ですごくよく見かける、Wikipediaでも製品名が名指し。
単に「自衛隊 ホルスター」で検索しただけで、上位がこれで占められるほど
現代のホルスターの中でも評価が高いようで、外国軍でも類似の製品をよく見かける。
自衛隊の写真ではなぜか色が黒い物ばかり見かけ、装備の中で浮き上がって見える。
迷彩効果と言う点ではマイナスだと思う、緑系の製品の流通がよっぽど少ないのだろうか?
実物を買うと高い、米アマゾンでも156USドル(今のレートで18400円くらい)と高い。

正式採用品なのか、部隊単位で統制して買い上げた物なのか、はたまた大人気の私物なのかはよくわからなかった。
「最近の自衛隊装備の再現」としては黒のコレが安牌であると思われます。

・ブラックホーク・オメガ
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%80%80%E3%82%AA%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%80%80%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&hl=ja&biw=1024&bih=499&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwinuPCQm73KAhWKHJQKHZeZDn8Q_AUIBigB#hl=ja&tbm=isch&q=blackhawk+omega+holster&imgrc=_

 これもWikipediaで製品名が名指しされた製品で実際に自衛隊員が装着している画像も見つかる。
 USアマゾンで75USドル程度と比較的安価である、レプリカならさらに安い。
 そして見た目も安っぽい(というか安価なパチ物がサバゲ用品店で売ってない?アレ似た別物?)
 サファリランドと同じく、実際に自衛隊員が装着している画像ではなぜか黒ばかりで、
自衛隊の迷彩装備の中で浮いて見える。
 よく似た形状で自衛隊迷彩の物がPXショップで売られているので迷っている。
 トイガンに傷がつきそうな安カイデックスよりは、柔らかい安ナイロンの方が安心できるし、
元デザイン的に使いやすそうに見えるし何より迷彩効果が高い。
 迷彩の物を「単に安くて使いやすそうなホルスター」として検討中。うーむ。
 

・M12タイプホルスター
https://www.google.co.jp/search?q=M12%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%80%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E8%BF%B7%E5%BD%A9&hl=ja&biw=1024&bih=499&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjNp7rRmL3KAhWBHaYKHd7nA1UQ_AUICCgB

 PX品ではなくサバゲ用品じゃないかと思う、米軍タイプのホルスターに新迷彩が施された物。
 なお調べてみたところ売価はけっこう高い。
 迷彩の物に限らず、M12ホルスターを自衛隊員が装着している写真は未発見、見たという話すら未発見。
 「米軍実物」とされている物が安価だった時期に購入したが、作りが凝っていて感心した記憶がある。
 トイガンで実験した記憶ではM9以外にもP226(タナカ)とM1911A1(マルイ)にはフィットした、
9mmけん銃にも恐らく適合すると思われる。
 ピストルベルトに直接装着するだけでなく、専用ハーネスでショルダーホルスターとして運用したり、
ホルスターエクステンダーとの組み合わせでレッグホルスターとしても運用できる。
 優れもののホルスターとして気に入っているので、サファリランド6004入手までは鯖芸用品と
割り切って使うのも手かな、と思っている。


#今回の調査で発見したヤバい情報
https://www.google.co.jp/search?q=BlackHawk%E3%80%80serpa+ND&ie=utf-8&oe=utf-8&hl=ja#hl=ja&q=BlackHawk%E3%80%80serpa+%E5%8D%B1%E9%99%BA

BlackHawk社のSERPAホルスターに代表されるトリガーフィンガーでロックを操作する
ホルスター(CQCホルスター)に対して危険性が指摘され、海外のシューティングスクール
などで使用禁止になる例が報告されています。

あー、俺んちにも一個あったなぁ、と。
新しい物、今まで使ってない物だってだけで導入した一面もありますが。
曰く、汚れに弱い、それ程操作が早くない、暴発(誤射)の危険性がある、との事。
グロックに代表されるように、マニュアルセイフティが廃された拳銃が増えてくるので、
緊張下でトリガーフィンガーに力を入れてしまうのは危険な事なのかもしれません。

個人的にはサムブレイクタイプのホルスターが一番素早く扱えると思っているのですが、
現代のタクテコー装備ではあんまり見かけません。

#調べたら戻したときのロックが現代の新鋭ホルスターの方がサムブレイクより上との事。
スイッチングで銃を出し入れする事も現代CQBなら必要な技術だとわかるので止む無きかな。




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Posted by 猿野半長(転職したい) at 00:00│Comments(0)自衛隊(予備隊/保安隊)
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