2017年12月06日
トイガン化してる古式拳銃
一応洋式銃装備の幕末装備を想定して購入検討中である。
時代祭りでの音出し用としてはSAAでいいかと思ってま、それとは別に記念撮影用のが欲しい。
運動会ピストルは音は大きいけど見た目がちょっとかけ離れ過ぎてるので諦めて節約。
#本日の日記画像はメーカーWebまたはAmazon、Wikipediaより引用。
1836年、コルトパターソン

古写真、図版、フィクションの作中でも見た事が無い。
ぶっちゃけゲベール銃とか当時でも古い代物が使われてたので時代が古い分には可能性はある。
出荷数が少ないのかモデルガンの流通はほとんど見ない。
1847年コルトウォーカー

桜田門外の変で使用されたのはコレと言うのが定説らしいが、少し前の水戸藩製51NAVYの報道はどうなったんだろう。
ウォーカーとあるがこれは発注者の人名であって「歩く人」では無い、騎兵用らしい。
もともと馬の鞍へ装着して携行する前提らしく図体がでかい、マグナムリボルバーのルーツか。
ローディングレバーの先端の固定機構が見当たらない、大丈夫なのかと思ったらやっぱり問題だったらしい。
1848年、コルトドラグーン(M1848)

以前にこの辺のパーカッションリボルバーの違いを色々と細かくわかりやすく漫画で紹介してるWebサイトがあった気がするのだが見つけられない。
CAWのオフィシャルサイトだったような気がするんだが今や幻、諸行無常、南無阿弥陀仏。
松本零士のコスモドラグーンの元ネタとして人気がありそうに思うんだけど現在流通はほぼ無い模様。
少し前にハートフォードが限定で出してたらしい。
1850年、フィラデルフィアデリンジャー

ゾンアマで検索したらデニックス製モデルガンが出てきた。
幕末期の日本で使われてたかは不明である。
と言うか菅打式にバージョンアップしてるとは言え火縄の短筒と大差ない見た目だと思う。
フィラデルフィアデリンジャーのファンには申し訳ないが、当時でも旧式だったのだと思う。
1851年、コルト51ネイビー

個人的に好きな銃だが今(執筆時)流通が少なく、オークションに出品されても吊り上がる高嶺の花である。
ペリーが幕府に贈呈した、桜田門外の変で使用されたらしい国産コピー品が出蔵した、等々日本でのエピソードが多い。
1st,2nd,3rd,4thと微妙に違うバリエーションがモデルアップされていた。
どこがどう違うのかはよく覚えていない、わかりやすく解説したサイトが以下略。
と言うかローカルに保存する事が殆どないのでWeb上のデータの方が紙書籍よりロストしやすい。
~~~黒船来航(1853年)~~~
1853年、スタールリボルバー

最初期のダブルアクション銃である。
年代的には幕末期に流入していてもおかしくはない。
DAリボルバーと言う点で近代的すぎる印象があるが実物があるので仕方がない。
これはこれでコレクションに加えたい逸品であるが高い、新品在庫はある、助けて石油王!
1857年、スミス&ウェッソン、モデル1アーミー

確認した範囲ではモデルアップが確認できなかった、海外メーカーや昭和期の古い時代までは調べてないけど。
坂本龍馬の銃はMod.1とMod.2の二つの説があるように聞いたが調べて見たら両方とも使ってた模様である。
1860年、コルト60アーミー


コンバージョンモデルだとSAA用のカートが使えるので便利そうに思う。
まだ新品在庫がある、レミントンニューモデルアーミーと迷う。
しかしまー全種類集めるような資金力は無いので絞っていかないとイケナイ
見た目だけだったらやっぱり51NAVYの方が好きである、60アーミーのファンの方にはすまないが。
1861年、スミス&ウェッソン モデル2アーミー

大手トイガンメーカーに分類したいマルシンから近年にモデルアップされており、検索したところまだダミーカートモデルの流通はある。
前に分解整備したが、発火性能はあまり期待しない方が良いと思う。
「坂本龍馬の拳銃」と言う商品名だが、俺個人的には「郵便物保護銃」として使いたい。
郵政のコヌプレイをしたいのでいずれ買わないといけない気がする。
と言うか昔に使ってた服が出てきたら逓信省装備に改造するわ。
1863年、レミントンニューモデルアーミー

ニューモデルと言うならオールドモデルもあったのか、と言う話であるが、古い方はモデルアップされていない。
同時期のコルト(60アーミーなど)よりもフレーム構造が頑丈な作りなのは良い。
1866年、レミントンダブルデリンジャー

1860年から製造されているらしいが、ウィキペディアに画像があったのが1866年モデルなので1866年として分類。
口径は違うがダブルバレルデリンジャーは複数メーカーから出ているので代用可能だろう。
より正確に再現するのならば.41リムファイアモデルをモデルアップしている物が望ましい。
幕末期の日本にも伝来してておかしくは無い年代の銃ではあるが、あまり軍用とは思えない銃で、フィクションを含めても使用例はまだ発見できていない。
1870年、デリンジャーナンバー3

なんか古そうなデザインに見えたが、調べてみたら意外と新しかった。
某中古ショップの店頭で在庫を見かけた。
同1870年、スミス&ウェッソンモデル3

Mod.3の中でも色々バリエーションがあり、スコフィールドと一番形で大分違って見える、またダブルアクションモデルも基本的にはMod.3のバリエーションと分類されているようだ。
正直DAとなると別物に見えるしMod.4と別分類にしてる資料も多い。
それはともかく近代的なセンターファイアメタルカートリッジを使用し、素早い再装填が可能なトップブレイク式となった。
古式銃とは言えない近代的な構造であるが、年代的には戊辰戦争で使われていてもおかしくない。
(日本の法律上の分類だとメタルカートリッジ式は原則として古式銃ではなく現代銃と見なされる筈)
1872年には帝政ロシアから大量発注を受けたとの事である。
〜〜〜函館陥落(1872年)〜〜〜
1872年、コルトシングルアクションアーミー(M1873)

開発からしばらくは米軍専売であったらしい。
んでまーSAAの中でも色々と世代があってバージョンアップしてるので細かく違うらしい。
~~~佐賀の乱(1874年)~~~
1874年、コルトシングルアクションアーミー、2挺が皇室に献上されたと情報あり。
昔にモデルガンの広告を見たのだが、どうも戦後モデルのSAAらしく微妙な代物との事。
1875年、コルトシングルアクションアーミー市販開始
〜〜〜西南戦争(1877年)〜〜〜
1878年、帝国海軍、一番形拳銃を採用。

タイトルが「古式拳銃」となっているが、古式拳銃とは既に言えない構造である。
昭和になってもペリリュー島で米軍に鹵獲された、なんて情報があるので後の時代まで確実に残っていたと思われます。
なお”二番形拳銃”に関しては未だによくわかりません。
1893年、帝国陸軍、二十六年式拳銃を採用。

.38S&Wや.380ブリティッシュとおおよそ同等レベルの独自規格9mm弾を使用します。
メタルカートリッジ式にダブルアクション(DAO)と幕末期の拳銃と比して飛躍的に進化しており、古式拳銃とは既に言えない。
西南戦争すら終結して久しく、すでに帝国陸海軍が確立している時期なので”古式拳銃”とは分類できない。
なおS&Wとフランスのファグナスのハイブリッドコピーであると思う(検索すると詳細解説があるサイトが見つかります)
#オマケ
古式銃に良く打たれている刻印は明治政府が在野の銃器に打刻した物であるらしい。
と、いう事で壬申刻印もモデルアップされてますが、打刻された年代は明治に入ってからなので幕末装備としてはアウツな刻印なようです。
「壬申」(1872年=明治5年)
「癸酉」(1873年=明治6年)
「辛巳」(1881年=明治14年)
少なくともこの三種類はネット上で確認できました。
他の干支のもあったと思います。
時代祭りでの音出し用としてはSAAでいいかと思ってま、それとは別に記念撮影用のが欲しい。
運動会ピストルは音は大きいけど見た目がちょっとかけ離れ過ぎてるので諦めて節約。
#本日の日記画像はメーカーWebまたはAmazon、Wikipediaより引用。
1836年、コルトパターソン

古写真、図版、フィクションの作中でも見た事が無い。
ぶっちゃけゲベール銃とか当時でも古い代物が使われてたので時代が古い分には可能性はある。
出荷数が少ないのかモデルガンの流通はほとんど見ない。
1847年コルトウォーカー

桜田門外の変で使用されたのはコレと言うのが定説らしいが、少し前の水戸藩製51NAVYの報道はどうなったんだろう。
ウォーカーとあるがこれは発注者の人名であって「歩く人」では無い、騎兵用らしい。
もともと馬の鞍へ装着して携行する前提らしく図体がでかい、マグナムリボルバーのルーツか。
ローディングレバーの先端の固定機構が見当たらない、大丈夫なのかと思ったらやっぱり問題だったらしい。
1848年、コルトドラグーン(M1848)
以前にこの辺のパーカッションリボルバーの違いを色々と細かくわかりやすく漫画で紹介してるWebサイトがあった気がするのだが見つけられない。
CAWのオフィシャルサイトだったような気がするんだが今や幻、諸行無常、南無阿弥陀仏。
松本零士のコスモドラグーンの元ネタとして人気がありそうに思うんだけど現在流通はほぼ無い模様。
少し前にハートフォードが限定で出してたらしい。
1850年、フィラデルフィアデリンジャー

ゾンアマで検索したらデニックス製モデルガンが出てきた。
幕末期の日本で使われてたかは不明である。
と言うか菅打式にバージョンアップしてるとは言え火縄の短筒と大差ない見た目だと思う。
フィラデルフィアデリンジャーのファンには申し訳ないが、当時でも旧式だったのだと思う。
1851年、コルト51ネイビー

個人的に好きな銃だが今(執筆時)流通が少なく、オークションに出品されても吊り上がる高嶺の花である。
ペリーが幕府に贈呈した、桜田門外の変で使用されたらしい国産コピー品が出蔵した、等々日本でのエピソードが多い。
1st,2nd,3rd,4thと微妙に違うバリエーションがモデルアップされていた。
どこがどう違うのかはよく覚えていない、わかりやすく解説したサイトが以下略。
と言うかローカルに保存する事が殆どないのでWeb上のデータの方が紙書籍よりロストしやすい。
~~~黒船来航(1853年)~~~
1853年、スタールリボルバー

最初期のダブルアクション銃である。
年代的には幕末期に流入していてもおかしくはない。
DAリボルバーと言う点で近代的すぎる印象があるが実物があるので仕方がない。
これはこれでコレクションに加えたい逸品であるが高い、新品在庫はある、助けて石油王!
確認した範囲ではモデルアップが確認できなかった、海外メーカーや昭和期の古い時代までは調べてないけど。
坂本龍馬の銃はMod.1とMod.2の二つの説があるように聞いたが調べて見たら両方とも使ってた模様である。
1860年、コルト60アーミー


コンバージョンモデルだとSAA用のカートが使えるので便利そうに思う。
まだ新品在庫がある、レミントンニューモデルアーミーと迷う。
しかしまー全種類集めるような資金力は無いので絞っていかないとイケナイ
見た目だけだったらやっぱり51NAVYの方が好きである、60アーミーのファンの方にはすまないが。
1861年、スミス&ウェッソン モデル2アーミー

大手トイガンメーカーに分類したいマルシンから近年にモデルアップされており、検索したところまだダミーカートモデルの流通はある。
前に分解整備したが、発火性能はあまり期待しない方が良いと思う。
「坂本龍馬の拳銃」と言う商品名だが、俺個人的には「郵便物保護銃」として使いたい。
郵政のコヌプレイをしたいのでいずれ買わないといけない気がする。
と言うか昔に使ってた服が出てきたら逓信省装備に改造するわ。
1863年、レミントンニューモデルアーミー

ニューモデルと言うならオールドモデルもあったのか、と言う話であるが、古い方はモデルアップされていない。
同時期のコルト(60アーミーなど)よりもフレーム構造が頑丈な作りなのは良い。
1866年、レミントンダブルデリンジャー

1860年から製造されているらしいが、ウィキペディアに画像があったのが1866年モデルなので1866年として分類。
口径は違うがダブルバレルデリンジャーは複数メーカーから出ているので代用可能だろう。
より正確に再現するのならば.41リムファイアモデルをモデルアップしている物が望ましい。
幕末期の日本にも伝来してておかしくは無い年代の銃ではあるが、あまり軍用とは思えない銃で、フィクションを含めても使用例はまだ発見できていない。
1870年、デリンジャーナンバー3

なんか古そうなデザインに見えたが、調べてみたら意外と新しかった。
某中古ショップの店頭で在庫を見かけた。
同1870年、スミス&ウェッソンモデル3

Mod.3の中でも色々バリエーションがあり、スコフィールドと一番形で大分違って見える、またダブルアクションモデルも基本的にはMod.3のバリエーションと分類されているようだ。
正直DAとなると別物に見えるしMod.4と別分類にしてる資料も多い。
それはともかく近代的なセンターファイアメタルカートリッジを使用し、素早い再装填が可能なトップブレイク式となった。
古式銃とは言えない近代的な構造であるが、年代的には戊辰戦争で使われていてもおかしくない。
(日本の法律上の分類だとメタルカートリッジ式は原則として古式銃ではなく現代銃と見なされる筈)
1872年には帝政ロシアから大量発注を受けたとの事である。
〜〜〜函館陥落(1872年)〜〜〜
1872年、コルトシングルアクションアーミー(M1873)

開発からしばらくは米軍専売であったらしい。
んでまーSAAの中でも色々と世代があってバージョンアップしてるので細かく違うらしい。
~~~佐賀の乱(1874年)~~~
1874年、コルトシングルアクションアーミー、2挺が皇室に献上されたと情報あり。
昔にモデルガンの広告を見たのだが、どうも戦後モデルのSAAらしく微妙な代物との事。
1875年、コルトシングルアクションアーミー市販開始
〜〜〜西南戦争(1877年)〜〜〜
1878年、帝国海軍、一番形拳銃を採用。
タイトルが「古式拳銃」となっているが、古式拳銃とは既に言えない構造である。
昭和になってもペリリュー島で米軍に鹵獲された、なんて情報があるので後の時代まで確実に残っていたと思われます。
なお”二番形拳銃”に関しては未だによくわかりません。
1893年、帝国陸軍、二十六年式拳銃を採用。

.38S&Wや.380ブリティッシュとおおよそ同等レベルの独自規格9mm弾を使用します。
メタルカートリッジ式にダブルアクション(DAO)と幕末期の拳銃と比して飛躍的に進化しており、古式拳銃とは既に言えない。
西南戦争すら終結して久しく、すでに帝国陸海軍が確立している時期なので”古式拳銃”とは分類できない。
なおS&Wとフランスのファグナスのハイブリッドコピーであると思う(検索すると詳細解説があるサイトが見つかります)
#オマケ
古式銃に良く打たれている刻印は明治政府が在野の銃器に打刻した物であるらしい。
と、いう事で壬申刻印もモデルアップされてますが、打刻された年代は明治に入ってからなので幕末装備としてはアウツな刻印なようです。
「壬申」(1872年=明治5年)
「癸酉」(1873年=明治6年)
「辛巳」(1881年=明治14年)
少なくともこの三種類はネット上で確認できました。
他の干支のもあったと思います。
Posted by 猿野半長(転職したい) at 00:01│Comments(0)
│幕末・歴史系
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