2014年01月09日

鉄兜VS鉄兜

旧軍ネタはアクセス伸びませんオッスオッスw
自衛隊ネタが600アクセスくらいあるのに対して旧軍ネタは平均50くらいですね、「寝る!」の一言しか書いてない日記と同等レベルですw

件のP氏の所有する中田商店製レプリカ(”サクラヘルメット”の商品名で売られていた物)の撮影許可が得られました。
小生所有の旧式鉄兜との比較でお送りします。

鉄兜VS鉄兜
正面像(”サクラヘルメット")
海軍の錨の意匠が装着されています。
庇の部分もクッキリと折れ曲がってますね。

鉄兜VS鉄兜
正面像(旧式鉄兜)
正面に徽章の類はついていませんし、つけるための穴なども開いていません。
前方に庇が突出しているのですが、なだらかなカーブで角度によっては識別困難です。
#塗装は小生の手による再塗装。

鉄兜VS鉄兜
後頭部(”サクラヘルメット”)
後頭部にも張り出しがあるのが明確に識別できます。
これは当時の古写真でも識別できる特徴で、よく再現されたレプリカであると言えます。

鉄兜VS鉄兜
後頭部(旧式鉄兜)
なだらかな形状で撮影の角度によってはほとんどまっすぐに見えてしまうレベルです。
野球帽型の作業用ヘルメットに感覚としては近いですね。

鉄兜VS鉄兜
頭頂部(”サクラヘルメット”)
異名の由来ともなった桜花様の意匠があります、
立体構造で頭頂部に開けられた通気孔を塞ぐ為の部品です。
これは目立つ部品なので古写真で見ても明確に識別できます、このタイプほしいなぁ。

鉄兜VS鉄兜
頭頂部(旧式鉄兜)
こちらはピンホールが多数穿たれたタイプの通気孔があり、蓋はありません。
これは現物を手に取らないとわからないので、古写真ではわかりませんね。

鉄兜VS鉄兜
内装(”サクラヘルメット”)
大きな丸穴が一つ穿たれており、外側の桜花様意匠で蓋をされています。
この写真からは識別困難ですが、内装とあご紐は同一の物が用いられています。
個人的には九〇式鉄帽の3点止めのあご紐のほうが好きです。

鉄兜VS鉄兜
内装(旧式鉄兜)
内側はオリジナルの塗装が残存しています、くすんだネイビーブルーで塗装されています。
実物にどこまで近いかはわかりませんが、レプリカの出荷時には同一の塗装がなされていたと思われます。
倉庫の条件の悪い場所でデッドストックされていた様で、小生購入時には表面塗装がほとんど剥げていました(別日記参照)
九〇式とはまったく異なる構造のあご紐と、九〇式に微妙に似た構造のライナーがあります。
”サクラヘルメット”レプリカと同一の構造です。
帽体に直接小孔が開けられており内側もそのままです。


古写真で見たところ"サクラヘルメット"が旧世代では多く、旧式鉄兜のほうが少し登場が遅いように見受けられます。
また九〇式に似た形状の物やほとんどイギリス軍の皿ヘルにしか見えない物などもあるので、軍用の旧式鉄兜だけでも
最低4種類はあると思われます。
可能ならば”サクラヘルメット”も購入したいですね。




同じカテゴリー(大日本帝国海軍)の記事画像
アルゴ舎製十四年式拳銃
浅草ビクトリーショー参加
10/07与野大正時代祭り
奉天工廠製だと思うョ!
艦隊コレクション(平成三十年海軍記念日)
日本軍/自衛隊機関短銃覚え書き(随時更新)
同じカテゴリー(大日本帝国海軍)の記事
 特報 (2022-12-08 22:42)
 眠いので (2020-12-08 22:11)
 アルゴ舎製十四年式拳銃 (2020-10-30 02:01)
 なんか一か月更新が開いたので埋め合わせ日記 (2020-08-27 00:35)
 日本軍/自衛隊小銃覚え書き (2020-07-12 03:11)
 浅草ビクトリーショー参加 (2020-01-13 23:51)

Posted by 猿野半長(転職したい) at 23:59│Comments(0)大日本帝国海軍
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。