2020年05月05日
近代リボルバー事情調査
爆!散!(挨拶)
最近コルトDAリボルバートイガンの入手が相次いだので近代DAリボルバーについて少し調べてみようと思い立った!
しかしこのブログにはかわいい女の子の画像と役に立つ情報は載っていないので適当に機械翻訳で調べてきた
情報の万年中間報告なんで誤謬はあって当然なので閲覧は自己責任でオナガイ島津。
画像は基本Wikipedia、一部はメーカーサイト等から引用。
【前段】
浮気しまくってるけど一応俺の興味の中心はどこかの国の公的機関(軍隊警察その他準軍事組織等々)なので、
各国の採用事情を調べてみた。
・アメリカ(警察)
「アメリカ警察でリボルバーの新規調達が禁止になった」とかなんとか言う記事をかなり昔に聞いたんだが、
検索してもソースに当たらなかった、よっていきなり頓挫した。
どこそこの州だとか市ってだけでなく具体的な数まで明記された良質資料だった記憶がある、逃したフィッシュisビッグである。
今や世界最大の多弾数オートのユーザーであるアメリカ警察だが、逆に言えば少数ながらリボルバーが残存していると言う事でもあった。
・アメリカ(空軍)
https://www.thefirearmblog.com/blog/2019/04/04/us-air-force-to-retire-remaining-service-revolvers/
M1911A1大国と言う印象のある米軍であるが、空軍では軽量であるとの理由でリボルバーの採用事例が多かった。
2019年になってS&W_M15の退役が決まったと言う情報が出ている。
とは言え用途は軍用犬の訓練で空包を鳴らす用途で残存していた物。
・ドイツ
ワルサーPP(PolizeiPistol)のお膝元でむしろ警察向け自動拳銃大国じゃないかと思っていたんだが、
西ドイツ(当時)の警察の一部ではS&W_M19の使用情報があった。
一方東ドイツではマカロフを使った。
・ロシア
ソ連崩壊後に治安が悪化したとの事でマカロフから一転して強力な警察用拳銃を色々と模索していたようで、
90年代のガン雑誌にはロシア製のリボルバーが色々と紹介されていた。
結局の所現代に至るまで大規模採用の情報は入っておらず試作どまりになってしまった模様である。
・中華人民共和国
近年になってから警察用に専用設計のリボルバーをわざわざ採用していたが、当の中国人から酷評されているようだ。
・どこだったかよく覚えていない国
割と最近のニュースでS&W_M10を携行した警官の映像が報道されていた記憶がある。
そもそもどこの国だったか覚えていないので検索する事すらできなかった。
世界的な警察拳銃の流れとしては現代のような多弾数オートマチック全盛の大火力太郎時代になる前の時代は
ドイツ系のワルサーPPの様な中型オート派とアメリカ系のリボルバー派の二手に大別できる。
もっと良く調べて見たらとても面白いかもしれないがめんどくさいので放置する。
当ブログには役に立つ情報とかわいい女の子の画像は載っていません。
・フランス
GIGN(国家治安憲兵武力介入部隊)がリボルバー拳銃を採用しているのは有名、現用らしい。
元々フランス警察はヨーロピアンスタイルでユニーク(社名)Rr51とか言う.32口径の中型オートを採用していたらしいが、
GIGNが.357マグナムのリボルバーを使うようになったのはアメリカ研修の影響らしい。
なお明確なところがよくわからないので「らしい」と言う表現をわざわざ使ってるんだゾ、これ大切ネ。
・日本
元々日本は戦前から自動拳銃派であるが、シリンダーの厚みが無いので嵩張らないと言う理由な気がする。
戦前警察の使用拳銃でよく見かけるのはブローニングM1910であった。
戦後に米軍から拳銃の供与を受けた後はリボルバー派に転じているが、近年になるとSAT等の特殊部隊
ではS&Wやベレッタなどの大型自動拳銃で火力増強されているのが確認できる。
一般警官用としてはM37やM360J等に切り替え今後もしばらくリボルバー短銃の調達が続くと思われる。
入国警備官、海上保安庁でもM360Jの新規調達の情報が入っている。
【本題】
有名どころとそうでないメーカーのモダンDAリボルバーでどんな代物があるんじゃ?
というコンセプトで今回の記事は書いているのである。
現用または近年の実用拳銃が今回の主題であり、古式銃を比較の俎上に載せるのは有意ではないと考えるので、
スタールアーミーや二十六年式のような戦前に生産中止になってるようなモデルは除外する。
【1・独断と偏見で選ぶ大手ブランド】
S&W M686(米)
近代DAリボルバーで最も普及しているのはS&Wだと言っても過言ではないと思う
俺にとってもマストアイテムでヒマさえあればS&Wリボルバーの事を考えている(←過言)ので見慣れ過ぎて特に書くことは無い。(←過言)
.357もしくは.38口径の6連発がリボルバーの基本形であると思うのでM686を代表としてチョイスした。
今の市場ではコンパクトで携行しやすいモデルの方が需要があるらしいので単純なセールス数で行ったらJフレームの方が上らしいけど。
コルト パイソン(米)
銃の固有名称としては間違いなく日本で一番有名な銃ではないだろうか、次点はワルサーP38だと思う。
メディア露出はパイソン以上に多いと思われるSAAやM29は「コルト」とか「マグナム」って名前の銃だと認識されてる。
コルト系DAリボルバーの代表作としてチョイスしても問題は無かろう。
.357マグナム6連発
近代DAリボルバーの二大巨頭はS&Wとコルトなのは間違いなく、世界的に採用・販売例が多く
コピー品・亜流品を生み出しているのも間違いない。
ルガー(スタームルガー)GP100(米)
何回か欲しい欲しい書いてるけど.357マグナムの6連発がリボルバー拳銃の基本形だと思うのでルガー代表としてGP100をチョイス。
ルガー系のフラッグシップマシーンはスーパーレッドホークだと思う、ルガーリボルバーは結構機種毎に違う。
見た目で解かるがS&W・コルトと違う構造で第三の主流になり得る存在、日本のトイガン市場でなんで人気が出て欲しい。
S&W・コルトの二大巨頭の市場に切り込んでいって確実にユーザーを得ている意欲作だろう。
【2・大手となんか違う系統】
ダン・ウェッソンモデル15-2(米)
ヨークの部分にラッチがついてるのが個性的である、日本ではマイナーでモデルアップされた事はない。
S&Wの創業者のウェッソンさんの子孫がダン・ウェッソンさんらしい。
バレルが容易に交換できるなど意欲的に新機構を採り入れていた、今はM1911系のクローンを作ってるらしい。
チャーターアームズ ターゲットブルドックパグ(米)
シリンダーラッチの位置こそS&Wと同じだが、パーツの分割ラインが違うので中身は多分別系統。
コルス コンバット.357(独)
ドイツ製の仕上げの綺麗な高級品としてガン図鑑みたいな本で良く紹介されていたたが、その割にはフィクションで
登場する事もなければトイガンとしてモデルアップされる事もないマイナーな銃。
ハンマーの横のレバーがシリンダーラッチらしい。
今のコルス社はまたちょっと違うシリンダーラッチが斜めのリボルバーを作っている。
中国北方工業公司(?) 05式左輪手槍(中)
日本語情報が殆ど無いが、9mm専用弾を使う中国公安向けのリボルバー拳銃
既存の弾薬を使わないのでシリンダーが短く独特のシルエットを形成している、またマニュアルセイフティを有するなど珍しい特徴がある。
ゴム製のスタン弾などが併用可能なのがリボルバーが選ばれた理由らしいが、中国語で酷評する記事が多数出てくる。
【二大主流と大きく違う系統】
マテバ 2006M(伊)
これはアニメで登場して有名でトイガンとしてもモデルアップされている人気銃。
シリンダーの下の方が激発する珍しい構造で明確にコルトともS&Wとも違う、違い過ぎる。
チアッパ ライノ(伊)
マテバ社が銃器事業から撤退したので同じ技術者が別な会社で作った物らしい、見た目は個性的。
こっちも下銃身モデル、海外でトイガンが発売されているらしい、JP仕様もある模様。
イジェフスク MP412(露)
ソ連崩壊後のロシアが輸出向けに検討した物らしい。
ポリマー素材を多用した近代的な銃だが今では珍しくなった中折れ式。
昔にガン雑誌で見て未来の新主流かと期待していたが、結局試作どまりで市販されなかったそうな。
割と洗練されたスタイリングなのでモデルアップされたら欲しい(買う金があるとは言ってない)
トゥーラ設計局 UDARリボルバー(露)
独自の12.3mm弾を使う5連発リボルバー、警察向けにスタン弾や催涙ガス弾を発射する物らしい。
結局の所採用されてるのかどうかよくわからない、バリエーションの所に9mmマカロフ弾とかも書いてある。
某有名アニメの某ァンゲリオンで某木リツコがいきなり取り出して使っていたが特に話題にもならなかった。
マテバやチアッパ程ではないが凄まじく個性的な外見をしている。
【その他の各国リボルバー】
新中央工業(現・ミネベアミツミ) ニューナンブM60(日)画像はゾンアマのトイガン写真を引用
.38口径5連発、6連発の方が良いんじゃないかと思ったが、前任のS&Wミリタリー&ポリスよりも小型軽量化したかったのだと思う。
既に調達は打ち切られているが、まだまだ多数が残存している。
外見上は飾りっ気が無くなったS&W亜流にしか見えない、ハンマーブロックセイフティの構造がどうも違うらしい。
ミロク精機 リバティチーフ(日)
.38口径6連発、米国民間市場向けの輸出用、警察等での採用実績は無い。
シリンダーラッチ形状はコルト系形状だが、中身のDAメカはS&W系でハンマーブロックセイフティが略されているらしい。
日本製だと言うレアリティが大事なんですよ・・・、レアリティが・・・。
とっくの昔に生産停止、水害で工場が流され資料も無いらしい、モデルガン化されたら欲しい。
マニューリン MR73(仏)
.357マグナム6連発、フランスの最精鋭部隊GIGNで今も活躍中。
珍しいバリエーションとしてはロングバレルにスコープとバイポットを搭載したスナイパーモデルが存在する。
治安系特殊部隊では至近距離での狙撃戦需要があるため狙撃拳銃というニッチな需要があるとの事。
マニューリンMR88(仏)
.357マグナム6連発、外見的にはスタームルガー系に見える。
今のルガーリボルバーの様にトリガーアッセンブリを下に引き抜く方式ではなく、サイドプレートを開けて
分解している写真があったため内部構造は異なると思われます。
セキュリティシックスとかスーパーでないレッドホークとかの古いルガーリボルバーのライセンス生産なのかもしれません。
MR73より新しいっぽいがフランスの公的機関に採用されてるとかそういう情報が見つけられなかった。
キンバー K6SターゲットDASA(米)
.357マグナム6連発、カスタムガンなどで有名なキンバー社が送り出したリボルバー
スタームルガー系に似ているがパーツの分割が違うので多分中身も違うかもしれない、日本語情報はあんましない。
シリンダーの面取りが角ばってて独特である。
フィリップ&ロジャース メデューサM47(米)
だいたい9mm口径なら色々使える6連発。
トリガーメカとしてはS&Wの亜流と言うかコピー品(月刊Gun誌情報)
リボルバー用の.357マグナムや.38スペシャル弾のみならずオート用の9mm弾も使用できるマルチキャリバーモデル。
今までありそうでなかった銃で、まるでスパイ映画かメタルギアソリッドのアイテム見たいなスペックである。
とは言えトイガン化されないしフィクションでの使用例も皆無。
タウルス モデル627トラッカー(伯)
日本でもレイジングブルがモデルアップされているタウルス(トーラス)社の.357マグナム6連発
外見からはS&Wの亜流にしかみえません。
日本で紹介された当初はタウルス表記の方が多かったのに今はトーラス表記の方が多いですね、ポルトガル語と英語の違いラスィ。
個人的には初期からの馴染みがあるタウルス表記派です。
ロッシ(ロシー) モデル971(伯)
ロッシは今はタウルスの子会社らしい、外見からはS&W亜流に見える。
何かの事件の押収物として初めて名前を聞いたことがある、ピカレスクロマン小説を書く人とかには向いてる?
スカイヤーズビンガム M100(比)
日本語で検索すると某未解決事件の凶器として銃の固有名として使われている。
どうも実際には会社名らしいが、後述のアームスコーの親会社らしい。
更に後述のロックアイランドアーモリーにはOEM供給してるっぽい。
機械翻訳なので細かいニュアンスがよくわからん。
とりあえず形状的にはコルトの亜流に見える、モデルガンのピースキーパーを改造したら作れそう。
アームスコー M210(比)
外見上からはコルトの亜流に見える。
とは言えコルトと一言に行っても本家コルトで中身違い(MK-III等)があるので分解写真でもみないと一概に言えない。
前述したスカイヤーズビンガムの子会社で、後述のロックアイランドアーモリーにはOEM供給してるらしい。
なお南アフリカの同名の会社とは関係ないっぽい(フィリピンの方が歴史が長い)
ロッククアイランドアーモリー M200(比)
フィリピンのメーカーで.38口径6連発、前述したようにアームスコーのOEM生産品らしき記述があった。
ここで重要な事として日本語情報が殆どなく、機械翻訳の曖昧な文章を読んで書いてるのでなんか間違ってても俺に苦情とか言うんじゃねーぞオイと言う事である。
外見的にはコルトの亜流に見える。
自主製作映画とかで使いたい人はコルト系のモデルガンの刻印を代えたりグリップを付け替えたりしたら似た物が作れるのではないだろうか?
アストラ アストラ357(西)
結構歴史のあるスペインのアストラ社の製品、某ールズフロントラインに登場してなかったら気が付かなかった。
外見的にはS&Wの亜流に見える。
サーシマルズ(Sarsılmaz) SR38(土)
.357マグナム六連発、トルコのメーカーだが発音が良く解からなかった。
んで肝心の銃の方だが外見的にS&Wの亜流に見える。
イシャポア・ライフルファクトリー ニダー(印)
.22LR8連発
インドで女性の護身用との触れ込みで開発されたとの事、外見的にはS&W亜流に見える。
スペック的には似たようなM317よりもかなり軽量で(331gに対し250g)インドでの販売価格もS&Wと同等らしい。
何か懐かしいAAキャラみたいな名前みたいだがNidarとはヒンディー語で「恐れ知らず」と言う意味だそうニダ。
FGK ニルビーク(印)
.32S&W6連発、現代では珍しくなった中折れ式。
インドの銃規制で.357マグナムや.38スペシャルの様なメジャーな弾薬を使えないため.32S&Wになったらしい。
ローム RG38(独)
.38スペシャル6連発、天下のおドイツ様のメーカーだがサタデーナイトスペシャルに分類されている。
ドイツでは需要が多いらしい空包銃かと思ったが、.38口径の実弾モデルの模様。
ローム社(RöhmGesellschaftと独語で書くとカコイイ)の製品の中ではちゃんとスイングアウトできる時点でマシな部類。
うーん、高級品のコルスなんかはフィクションの登場人物とかが持ってたらかっこいいと思うんですがね、
その他のリボルバーもトイガン市場でもっと人気出て欲しいです。
既製品トイガンがあるのでルガーのスーパーレッドホークはコレクションにしたいと昔から思い続けて幾星。
チャーターアームズは二挺あるけどな!
どこかミロク作って!
最近コルトDAリボルバートイガンの入手が相次いだので近代DAリボルバーについて少し調べてみようと思い立った!
しかしこのブログにはかわいい女の子の画像と役に立つ情報は載っていないので適当に機械翻訳で調べてきた
情報の万年中間報告なんで誤謬はあって当然なので閲覧は自己責任でオナガイ島津。
画像は基本Wikipedia、一部はメーカーサイト等から引用。
【前段】
浮気しまくってるけど一応俺の興味の中心はどこかの国の公的機関(軍隊警察その他準軍事組織等々)なので、
各国の採用事情を調べてみた。
・アメリカ(警察)
「アメリカ警察でリボルバーの新規調達が禁止になった」とかなんとか言う記事をかなり昔に聞いたんだが、
検索してもソースに当たらなかった、よっていきなり頓挫した。
どこそこの州だとか市ってだけでなく具体的な数まで明記された良質資料だった記憶がある、逃したフィッシュisビッグである。
今や世界最大の多弾数オートのユーザーであるアメリカ警察だが、逆に言えば少数ながらリボルバーが残存していると言う事でもあった。
・アメリカ(空軍)
https://www.thefirearmblog.com/blog/2019/04/04/us-air-force-to-retire-remaining-service-revolvers/
M1911A1大国と言う印象のある米軍であるが、空軍では軽量であるとの理由でリボルバーの採用事例が多かった。
2019年になってS&W_M15の退役が決まったと言う情報が出ている。
とは言え用途は軍用犬の訓練で空包を鳴らす用途で残存していた物。
・ドイツ
ワルサーPP(PolizeiPistol)のお膝元でむしろ警察向け自動拳銃大国じゃないかと思っていたんだが、
西ドイツ(当時)の警察の一部ではS&W_M19の使用情報があった。
一方東ドイツではマカロフを使った。
・ロシア
ソ連崩壊後に治安が悪化したとの事でマカロフから一転して強力な警察用拳銃を色々と模索していたようで、
90年代のガン雑誌にはロシア製のリボルバーが色々と紹介されていた。
結局の所現代に至るまで大規模採用の情報は入っておらず試作どまりになってしまった模様である。
・中華人民共和国
近年になってから警察用に専用設計のリボルバーをわざわざ採用していたが、当の中国人から酷評されているようだ。
・どこだったかよく覚えていない国
割と最近のニュースでS&W_M10を携行した警官の映像が報道されていた記憶がある。
そもそもどこの国だったか覚えていないので検索する事すらできなかった。
世界的な警察拳銃の流れとしては現代のような多弾数オートマチック全盛の大火力太郎時代になる前の時代は
ドイツ系のワルサーPPの様な中型オート派とアメリカ系のリボルバー派の二手に大別できる。
もっと良く調べて見たらとても面白いかもしれないがめんどくさいので放置する。
当ブログには役に立つ情報とかわいい女の子の画像は載っていません。
・フランス
GIGN(国家治安憲兵武力介入部隊)がリボルバー拳銃を採用しているのは有名、現用らしい。
元々フランス警察はヨーロピアンスタイルでユニーク(社名)Rr51とか言う.32口径の中型オートを採用していたらしいが、
GIGNが.357マグナムのリボルバーを使うようになったのはアメリカ研修の影響らしい。
なお明確なところがよくわからないので「らしい」と言う表現をわざわざ使ってるんだゾ、これ大切ネ。
・日本
元々日本は戦前から自動拳銃派であるが、シリンダーの厚みが無いので嵩張らないと言う理由な気がする。
戦前警察の使用拳銃でよく見かけるのはブローニングM1910であった。
戦後に米軍から拳銃の供与を受けた後はリボルバー派に転じているが、近年になるとSAT等の特殊部隊
ではS&Wやベレッタなどの大型自動拳銃で火力増強されているのが確認できる。
一般警官用としてはM37やM360J等に切り替え今後もしばらくリボルバー短銃の調達が続くと思われる。
入国警備官、海上保安庁でもM360Jの新規調達の情報が入っている。
【本題】
有名どころとそうでないメーカーのモダンDAリボルバーでどんな代物があるんじゃ?
というコンセプトで今回の記事は書いているのである。
現用または近年の実用拳銃が今回の主題であり、古式銃を比較の俎上に載せるのは有意ではないと考えるので、
スタールアーミーや二十六年式のような戦前に生産中止になってるようなモデルは除外する。
【1・独断と偏見で選ぶ大手ブランド】
S&W M686(米)
近代DAリボルバーで最も普及しているのはS&Wだと言っても過言ではないと思う
俺にとってもマストアイテムでヒマさえあればS&Wリボルバーの事を考えている(←過言)ので見慣れ過ぎて特に書くことは無い。(←過言)
.357もしくは.38口径の6連発がリボルバーの基本形であると思うのでM686を代表としてチョイスした。
今の市場ではコンパクトで携行しやすいモデルの方が需要があるらしいので単純なセールス数で行ったらJフレームの方が上らしいけど。
コルト パイソン(米)
銃の固有名称としては間違いなく日本で一番有名な銃ではないだろうか、次点はワルサーP38だと思う。
メディア露出はパイソン以上に多いと思われるSAAやM29は「コルト」とか「マグナム」って名前の銃だと認識されてる。
コルト系DAリボルバーの代表作としてチョイスしても問題は無かろう。
.357マグナム6連発
近代DAリボルバーの二大巨頭はS&Wとコルトなのは間違いなく、世界的に採用・販売例が多く
コピー品・亜流品を生み出しているのも間違いない。
ルガー(スタームルガー)GP100(米)
何回か欲しい欲しい書いてるけど.357マグナムの6連発がリボルバー拳銃の基本形だと思うのでルガー代表としてGP100をチョイス。
ルガー系のフラッグシップマシーンはスーパーレッドホークだと思う、ルガーリボルバーは結構機種毎に違う。
見た目で解かるがS&W・コルトと違う構造で第三の主流になり得る存在、日本のトイガン市場でなんで人気が出て欲しい。
S&W・コルトの二大巨頭の市場に切り込んでいって確実にユーザーを得ている意欲作だろう。
【2・大手となんか違う系統】
ダン・ウェッソンモデル15-2(米)
ヨークの部分にラッチがついてるのが個性的である、日本ではマイナーでモデルアップされた事はない。
S&Wの創業者のウェッソンさんの子孫がダン・ウェッソンさんらしい。
バレルが容易に交換できるなど意欲的に新機構を採り入れていた、今はM1911系のクローンを作ってるらしい。
チャーターアームズ ターゲットブルドックパグ(米)
シリンダーラッチの位置こそS&Wと同じだが、パーツの分割ラインが違うので中身は多分別系統。
コルス コンバット.357(独)
ドイツ製の仕上げの綺麗な高級品としてガン図鑑みたいな本で良く紹介されていたたが、その割にはフィクションで
登場する事もなければトイガンとしてモデルアップされる事もないマイナーな銃。
ハンマーの横のレバーがシリンダーラッチらしい。
今のコルス社はまたちょっと違うシリンダーラッチが斜めのリボルバーを作っている。
中国北方工業公司(?) 05式左輪手槍(中)
日本語情報が殆ど無いが、9mm専用弾を使う中国公安向けのリボルバー拳銃
既存の弾薬を使わないのでシリンダーが短く独特のシルエットを形成している、またマニュアルセイフティを有するなど珍しい特徴がある。
ゴム製のスタン弾などが併用可能なのがリボルバーが選ばれた理由らしいが、中国語で酷評する記事が多数出てくる。
【二大主流と大きく違う系統】
マテバ 2006M(伊)
これはアニメで登場して有名でトイガンとしてもモデルアップされている人気銃。
シリンダーの下の方が激発する珍しい構造で明確にコルトともS&Wとも違う、違い過ぎる。
チアッパ ライノ(伊)
マテバ社が銃器事業から撤退したので同じ技術者が別な会社で作った物らしい、見た目は個性的。
こっちも下銃身モデル、海外でトイガンが発売されているらしい、JP仕様もある模様。
イジェフスク MP412(露)
ソ連崩壊後のロシアが輸出向けに検討した物らしい。
ポリマー素材を多用した近代的な銃だが今では珍しくなった中折れ式。
昔にガン雑誌で見て未来の新主流かと期待していたが、結局試作どまりで市販されなかったそうな。
割と洗練されたスタイリングなのでモデルアップされたら欲しい(買う金があるとは言ってない)
トゥーラ設計局 UDARリボルバー(露)
独自の12.3mm弾を使う5連発リボルバー、警察向けにスタン弾や催涙ガス弾を発射する物らしい。
結局の所採用されてるのかどうかよくわからない、バリエーションの所に9mmマカロフ弾とかも書いてある。
某有名アニメの某ァンゲリオンで某木リツコがいきなり取り出して使っていたが特に話題にもならなかった。
マテバやチアッパ程ではないが凄まじく個性的な外見をしている。
【その他の各国リボルバー】
新中央工業(現・ミネベアミツミ) ニューナンブM60(日)画像はゾンアマのトイガン写真を引用
.38口径5連発、6連発の方が良いんじゃないかと思ったが、前任のS&Wミリタリー&ポリスよりも小型軽量化したかったのだと思う。
既に調達は打ち切られているが、まだまだ多数が残存している。
外見上は飾りっ気が無くなったS&W亜流にしか見えない、ハンマーブロックセイフティの構造がどうも違うらしい。
ミロク精機 リバティチーフ(日)
.38口径6連発、米国民間市場向けの輸出用、警察等での採用実績は無い。
シリンダーラッチ形状はコルト系形状だが、中身のDAメカはS&W系でハンマーブロックセイフティが略されているらしい。
日本製だと言うレアリティが大事なんですよ・・・、レアリティが・・・。
とっくの昔に生産停止、水害で工場が流され資料も無いらしい、モデルガン化されたら欲しい。
マニューリン MR73(仏)
.357マグナム6連発、フランスの最精鋭部隊GIGNで今も活躍中。
珍しいバリエーションとしてはロングバレルにスコープとバイポットを搭載したスナイパーモデルが存在する。
治安系特殊部隊では至近距離での狙撃戦需要があるため狙撃拳銃というニッチな需要があるとの事。
マニューリンMR88(仏)
.357マグナム6連発、外見的にはスタームルガー系に見える。
今のルガーリボルバーの様にトリガーアッセンブリを下に引き抜く方式ではなく、サイドプレートを開けて
分解している写真があったため内部構造は異なると思われます。
セキュリティシックスとかスーパーでないレッドホークとかの古いルガーリボルバーのライセンス生産なのかもしれません。
MR73より新しいっぽいがフランスの公的機関に採用されてるとかそういう情報が見つけられなかった。
キンバー K6SターゲットDASA(米)
.357マグナム6連発、カスタムガンなどで有名なキンバー社が送り出したリボルバー
スタームルガー系に似ているがパーツの分割が違うので多分中身も違うかもしれない、日本語情報はあんましない。
シリンダーの面取りが角ばってて独特である。
フィリップ&ロジャース メデューサM47(米)
だいたい9mm口径なら色々使える6連発。
トリガーメカとしてはS&Wの亜流と言うかコピー品(月刊Gun誌情報)
リボルバー用の.357マグナムや.38スペシャル弾のみならずオート用の9mm弾も使用できるマルチキャリバーモデル。
今までありそうでなかった銃で、まるでスパイ映画かメタルギアソリッドのアイテム見たいなスペックである。
とは言えトイガン化されないしフィクションでの使用例も皆無。
タウルス モデル627トラッカー(伯)
日本でもレイジングブルがモデルアップされているタウルス(トーラス)社の.357マグナム6連発
外見からはS&Wの亜流にしかみえません。
日本で紹介された当初はタウルス表記の方が多かったのに今はトーラス表記の方が多いですね、ポルトガル語と英語の違いラスィ。
個人的には初期からの馴染みがあるタウルス表記派です。
ロッシ(ロシー) モデル971(伯)
ロッシは今はタウルスの子会社らしい、外見からはS&W亜流に見える。
何かの事件の押収物として初めて名前を聞いたことがある、ピカレスクロマン小説を書く人とかには向いてる?
スカイヤーズビンガム M100(比)
日本語で検索すると某未解決事件の凶器として銃の固有名として使われている。
どうも実際には会社名らしいが、後述のアームスコーの親会社らしい。
更に後述のロックアイランドアーモリーにはOEM供給してるっぽい。
機械翻訳なので細かいニュアンスがよくわからん。
とりあえず形状的にはコルトの亜流に見える、モデルガンのピースキーパーを改造したら作れそう。
アームスコー M210(比)
外見上からはコルトの亜流に見える。
とは言えコルトと一言に行っても本家コルトで中身違い(MK-III等)があるので分解写真でもみないと一概に言えない。
前述したスカイヤーズビンガムの子会社で、後述のロックアイランドアーモリーにはOEM供給してるらしい。
なお南アフリカの同名の会社とは関係ないっぽい(フィリピンの方が歴史が長い)
ロッククアイランドアーモリー M200(比)
フィリピンのメーカーで.38口径6連発、前述したようにアームスコーのOEM生産品らしき記述があった。
ここで重要な事として日本語情報が殆どなく、機械翻訳の曖昧な文章を読んで書いてるのでなんか間違ってても俺に苦情とか言うんじゃねーぞオイと言う事である。
外見的にはコルトの亜流に見える。
自主製作映画とかで使いたい人はコルト系のモデルガンの刻印を代えたりグリップを付け替えたりしたら似た物が作れるのではないだろうか?
アストラ アストラ357(西)
結構歴史のあるスペインのアストラ社の製品、某ールズフロントラインに登場してなかったら気が付かなかった。
外見的にはS&Wの亜流に見える。
サーシマルズ(Sarsılmaz) SR38(土)
.357マグナム六連発、トルコのメーカーだが発音が良く解からなかった。
んで肝心の銃の方だが外見的にS&Wの亜流に見える。
イシャポア・ライフルファクトリー ニダー(印)
.22LR8連発
インドで女性の護身用との触れ込みで開発されたとの事、外見的にはS&W亜流に見える。
スペック的には似たようなM317よりもかなり軽量で(331gに対し250g)インドでの販売価格もS&Wと同等らしい。
何か懐かしいAAキャラみたいな名前みたいだがNidarとはヒンディー語で「恐れ知らず」と言う意味だそうニダ。
FGK ニルビーク(印)
.32S&W6連発、現代では珍しくなった中折れ式。
インドの銃規制で.357マグナムや.38スペシャルの様なメジャーな弾薬を使えないため.32S&Wになったらしい。
ローム RG38(独)
.38スペシャル6連発、天下のおドイツ様のメーカーだがサタデーナイトスペシャルに分類されている。
ドイツでは需要が多いらしい空包銃かと思ったが、.38口径の実弾モデルの模様。
ローム社(RöhmGesellschaftと独語で書くとカコイイ)の製品の中ではちゃんとスイングアウトできる時点でマシな部類。
うーん、高級品のコルスなんかはフィクションの登場人物とかが持ってたらかっこいいと思うんですがね、
その他のリボルバーもトイガン市場でもっと人気出て欲しいです。
既製品トイガンがあるのでルガーのスーパーレッドホークはコレクションにしたいと昔から思い続けて幾星。
チャーターアームズは二挺あるけどな!
どこかミロク作って!
Posted by 猿野半長(転職したい) at 00:00│Comments(0)
│海外情報(軍以外)
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